こつこつ成長論

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働き方 自己成長

適応力の高い人

投稿日:

人とどんどん仲良くなっていき、いつのまにか多くの人が認めている、
そんな人ってあなたの職場にいないですか?
新しい場所にいってもすぐに打ち解けてしまう人、
新人なのに、昔からいたように感じる人。
そういう人たちって何が違うんでしょうか?
今日はそんな人たちの特徴について、思考を深めていこうと思います。
僕は今までいろいろな組織、チームに所属してきましたが、
前述したような人たちをたくさん見てきました。
もちろん最初は大人しい方が大半です。
中にはいきなりぐいぐい話しかけてくる方もいましたが(笑)、
多くの方は話しかけられるまで待ち、様子を見ていました。
しかし、日数が経つにつれて、多くの人たちの話題にのぼるようになり、
当人たちもまるで今までいたかのように、仲良く会話しているのです!
きっと、こういう人たちのことを「適応力が高い」というのでしょうね。
どこにいっても変わらず、すぐに周囲と打ち解けていく。
ある意味すごくうらやましい、とてもすばらしい能力なのではないでしょうか。
適応力の高さ。
これって、いったいどうすれば身に付けることができるんでしょう?
と、その前に適応力って何なのでしょうか?
例の如く具体例を挙げて考察してみますね。
==
広告代理店で働いているAさんとBくん。
二人とも同期で、3年目となり基本業務はひと通り経験し、
そろそろ新しい仕事をやってみたいと考えていました。
そんな彼らの心境を知ってかしらずか、朝出勤した時二人とも部長に呼ばれたのです。
「二人にお願いしたいことがある。
詳しくは会議室で説明するから、とりあえず10時にきて欲しい。」
何だろう?と疑問に思いながら会議室に行くと、そこにはすでに大多数の人が。
どうやら他の部署からもたくさん集まっており、総勢30名を超える人たちで賑わっていました。
しばらくすると、何と社長が登場!
そして、注目を促し話を始めました。
「今日は忙しい中、急に集まってもらってすまん。
実は来季、うちの会社は勝負に出ようと考えている。
一昨年から水面下で始めてきたプロジェクトが好評で、
それを一般の企業に公開しようと思うんだ。
そこで、各部署から数名ずつ選任してもらい、集まってもらった。
このプロジェクトのリーダーとなる◯◯部長から詳細を話してもらうから、
しっかり聞いて業務に取り組んでもらいたい。
とにかく初めてのことばかりであり、通常の業務を行いながらになるから大変だとは思うが、
会社としては是が非でも成功したい案件だということを肝に銘じておいてくれ。
では◯◯部長、説明を頼む。」
いきなりの展開に、AさんとBくんは目を見合せたところ、
お互いに驚いたような目をしていて、少し安心したようだ。
「そりゃ驚くよね。。」
部長の話を聞きながら、ドキドキと同時にふつふつと湧いてくるやる気を感じていたのでした。
部長の話が終わり、一旦自由解散となった時、Aさんはすぐに部長のところへ駆け寄り、
色々と質問をしていたようです。
そしてその足で、まだその場に残っていた人たち全員に挨拶をしていました。
「はじめまして!◯◯部長のAです。よろしくお願いします!」
早くもいつもの笑顔を振りまきながら、みんなとの距離を縮めていったのでした。
一方Bくんは、そんなAさんを見ながら想像を膨らませて、
期待値を高めていきました。
それぞれの役割が明確になり、動きはじめた1週間後、
1回目の全体ミーティングが行われました。
Aさんは相変わらず積極的で、すでに多くの方々と仲良く談笑しつつ、
ミーティングの場でも手を挙げて意見を発表していました。
Bくんは、もともと内向的な性格でもあり、同じ業務を任された人ともうまく打ち解けておらず、
ミーティング中も聞き役に徹していました。
そして1年後、そのプロジェクトは大成功をおさめ、その最大の貢献者として、
なんとAさんが選ばれたのです!
Bくんは同期として素直に嬉しかったのですが、同時に嫉妬心も浮かびました。。
少しストーリーが長すぎましたね、、(汗)
AさんとBくん、きっと二人とも優秀なのだと思います。
でも、周りの評価に大きな差が出てしまいました。
まさに、これこそ適応力の違いなのではないでしょうか。
もちろん二人の元々の性格の違いはあるはずです。
しかし、もっと根底に埋まっている、そもそも持っている芯に、
差があるのではないかと感じます。
その芯とは、
・日頃から相手がどうしたら楽になるかを考えているか
・自身が心からわくわくしたいと本気で思っているか
僕個人としてはそのように考えています。
よく他人を見ている人。つまり、
自分<相手
という公式が染み付いている人は、きっと適応力が高いのでしょう。
もし興味があれば、あなたも周囲の人を観察しながら、
自分と比較してみてください!
そして、もし自分より適応力が高いと感じたなら、
ぜひ真似してみましょう!
■【今日の質問】
「他人とすぐに馴染めますか?」
■【今日の名言】
「生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、
最も知識の高いものでもない。
変わりゆく環境に最も適応できる種が、
生き残るのである。」
(チャールズ・ダーウィン|科学者)
○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○
【今日の「ヒント」】
適応力が高い人の特徴として、
・相手のことをしっかり考えている
・心からわくわくを望んでいる
以上の思考が体に染み付いていることが挙げられるのではないか。
常に他人を意識し、好奇心が旺盛だから、
初めての場所でも物怖じせず積極的になれるのだろう。

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