働くということは、何かしら組織やチームに所属しているはず。
仮にプログラマーなど基本的に1人で仕事をする方だったとしても、何を作るのかを相談する人がいるでしょうし、広い視点で見た時に、大きな企画の中の一つとして、プログラムを作っているからです。
ここで、AさんとBさんのストーリーをみていきましょう。どちらも40歳と年齢的にも経験を多く積んでおり、能力が高く、納品も必ず期日通りに行ってくれる、超優秀な人たち。でも、心の中の違いから、どうも働き方に影響が出始めているみたいです。。
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Aさんは非常に飽きっぽい性格で、熱中すると寝る間も惜しんで仕事に励むのですが、一度気持ちが切れてしまうと、新しいことをやり始めてしまうタイプ。
厳密に言うと、過去そういう人でした。
というのも、若い頃その性格の影響で転職すること十数回。良い意味で多くの会社で様々なやり方や問題を経験しており、今ではどんな問題も解決できるほどになりました。
しかし、結婚し子供が生まれたのを機に背負うものができた責任から、「こんな自分じゃダメだ」と一念発起。今の会社に入る前に、ちょうど良い機会だからと徹底的に自己分析を行ったのです。
その結果、自分の苦手なところ、短所が明確になり、そこを直すべく意識することができるようになりました。一方長所も明確になったので、そこは遠慮なく伸ばしていくことに。
結果として、飽きっぽさの代わりに粘り強さが出始め、今では困難なことが起こると楽しくて仕方ないそうです。
毎日新しいことを見つけては、積極的にチャレンジしていく。そんな姿を見て同僚や部下もやり気をもらい、Aさんの周りは活気に溢れていました。
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Bさんはこつこつ真面目にやり続けるタイプ。エンジニアなど職人に多いコミュ障で、人と接するのが苦手。
もともと一つのことに没頭することが大好きで、ゲームなどクリアするだけじゃ物足りなく、すべての要素を全部クリアしないと気が済まない性格。
さらにすごいのは、それらをまとめ、HPで多くの人に発信する一方、自分でもゲームを作りたくなり、独学でプログラミングの勉強をし始めたほど。
おかげで次から次へと進化するこの業界でも、常に最新の情報を手に入れては身につける習慣ができているおかげで、どの会社からも引っ張りだこの存在でした。
当然年収も高く、好きなことをやれる立場でもあるのですが、いかんせん他のことへの興味を持っていませんでした。
もともと人付き合いが苦手だったので、友達もそんなに多くはありません。
ネットの世界では神と慕ってくれる人がたくさんいるけれど、いざリアルの場となると一緒に過ごせる人は皆無なのでした。
年齢も40になり、同級生たちなどは結婚し子供を持つなど家庭を持って幸せそうに見えます。しかし自分は一人。
仕事は楽しくて順調ではありますが、一体何のために仕事をしているのか分からなくなることも。。最近に至っては、孤独死という言葉が脳裏をかすめるようになりました。
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いかがでしょうか。
同じ年齢で同じように仕事面では成功しているように見えても、実は心の中が大きく異なる2人。
ここの大きな差は、ちゃんと自分を見つめたかどうか。たったこれだけなのです。
Aさんは自己分析して、理想となる自分像がはっきりと見えました。だからこそ、ぶれることなくまっすぐに進むことができています。想像しても、なんだか楽しそうな人生ですよね!
方やBさんは、お金も時間もたくさんありそうなのに、幸せそうに感じません。
上の例は極端だと思いますか?
僕は個人的によく聞く話だと思っています。人間今が辛くても、命ある限り人生は続くのです。
末長く幸せを感じるためにも、一度じっくりと時間を作って、自分を見つめ直してみるのは大切ですよ!
■【今日の質問】
「あなたの短所はなんですか?」
■【今日の名言】
「1個の道具のように自分を分析しなさい。自分自身に対して100%率直でなければなりません。欠点を隠そうとせずに、正面から向かい合うのです。」(オードリー・ヘプバーン|女優)
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【今日の「ヒント」】
人は皆幸せに向かって生きている。そのためにまず必要なことが自己分析だ。
自分が何者かも分からないのに、どう前に進めば良いのだろう?
まずはしっかり自己を見つめ、理解することから始めてみてはいかがだろうか。
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