職場では、楽しんで仕事をしている人もいれば、嫌そうに仕事をしている人、ただこなしている人などさまざま。
立場上、みんなをやる気にさせつつ、楽しみながら仕事ができる環境作りを常に目指しているのですが、それがなかなか難しいです。
もともと前向きにチャレンジしてくれて、意見などもしっかりと話してくれる人は、とてもありがたい存在です。
当然成長も早いので、重要な仕事を任せるようになるなど、職場で欠かせない人になっていきます。
一方、言われたことをやるだけの人や、やる気が全く感じられず、影で文句ばかり言っている人も悲しいですが存在します。
こういった人に対して、最初は時間を割いてやりやすいように対応しますが、一向に直らない場合は何度も注意喚起して、態度を改めるようにしています。
上にあげた文句ばかりの人は特殊かもしれません。やる気に溢れた人と同様、少人数の場合がほとんど。
しかし、多くの人は大変なことより楽な方を選びます。
結果として、中立派というか、どちらでもいい状態である大勢の人たちに悪影響を及ぼしてしまうのです。
すると組織が悪い方向に傾くのは必須。
そうならないためにも、いわゆる問題児というものに対して、早めに対処しなければいけません。
だからこそ、しつこく何度も正しいことを伝え、注意し、考え方や態度を改めてもらう必要があります。
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では、それ以外の中立派となる大勢の人たちには、どのようにしていけばいいのでしょうか。
おそらく楽しさややりがいを感じれば、人は仕事に対してやる気が出てくるはずです。
次の2つの例文から、その違いを見てみましょう。
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お客様を喜ばせる企画として、プレゼントすることを考えたとします。
・パターンA
「基本的にはみんなに考えてもらいたいんだけど、まずお客様が何をされたら喜びそうか、みんなでアイディアを出して欲しい。それらの中からいくつかピックアップして、何をするか決めてくれ。決まったら、みんなで役割を決めて、早速行動に移して欲しい。企画スタートは1週間後。報告だけしてくれれば、みんなで決めていいからね。よろしく!」
・パターンB
「だいぶ暑くなってきたから、お客様に冷却マスクを配ろうと思う。◯◯円の予算で収まるよう買ってきて欲しい。それをお客様の帰り際に配るのはどうだろう?」
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どちらも、上司から組織みんなに向けて発された内容です。
Aの方はみんなに委ね、Bの方はほぼ全ての内容を指示されました。
どちらがいいかは、好みもあるかもしれません。しかし、よりやる気が湧いてくるのは、Aの方になります。
プレゼント企画という骨組みは決まっているので、ある程度やることは決まっています。とはいえ、自由度も高く、任されたみんなは面倒くさいと思うよりも、「何する〜?」と盛り上がるはずです。
そして、当日でさらにテンションは上がります。
なにせ、自分たちが考えて準備した内容ですから、自然と楽しくなりますよね!さらに失敗しても責任は上司が持つので、純粋な楽しさだけで仕事ができるんです。
一方、ほぼ全てのやり方を決められたBの人たちは、やらされてる感で準備することでしょう。
当然当日も盛り上がることなく、お客様にもあまり感謝されず。一緒にやったメンバーも特別な気持ちになどならないので、さらにテンションが下がってしまうかもしれません。
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仕事を楽しむ秘訣があるとすれば、それは与えられた仕事をやるのではなく、自分で仕事を見つけるようにすることです。
ゴールを設定したら、自分で何をやるか考え、前進し続ける。つまり、積極的に参加していくことが、やる気の源泉なんです。
気分が乗らなかった時こそ、自分の気持ちをいったん閉じ込めて、強引にやってみてくださいね!
■【今日の質問】
「仕事でやるべきこと、自分で見つけてますか?」
■【今日の名言】
「必要なことはただ一つ、できると信じることだ」(アンソニー・ロビンズ|作家)
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【今日の「ヒント」】
仕事は人から与えられるものではなく、自分で見つけるものだ。
積極的に関わっていくことで、次第に楽しくなってくる。
気分が乗らない時こそ、後ろ向きの心を押し込んで、思い切って参加してみよう!
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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