最近フード系のニュースを見ていると、タイトルの6次産業というワードをよく耳にします。
いったいこれはどんな産業のことを言うのでしょうか?
今後のこともあり、しっかり調べてみました。
そもそもこのワードは、農業から始まった産業の流れを文字った造語になります。
一次産業が、農業や水産業など直接生産をする事業を指します。
それら生産物を加工し始めて、二次産業と分類されました。
さらに流通・販売網が発達。これらを三次産業と分類されました。
◆
今までは二次、三次とそれぞれ専門的に行なっている会社があり、一次産業者である農業や水産・畜産に関わる生産者は、原料を作ることが目的でした。
しかし、年々激しさを増すコスト高に対して、低価格化が顕著になり、一次産業に関わる方々の衰退が激しさを増しました。その状況を何とか打破しようと、提唱されたのが6次産業です。
つまり、生産(1次)+加工(2次)+販売(3次)の数字を全て加算した数字である、6を文字って「6次産業」となりました。
なので、4次産業や5次産業は存在しません。
新たに意味を当て込んでいる方もいるようですが、基本的には1、2、3の次は6となっています。
生産者が直接加工して商品を作り、販売所を設置して商品を置く。
十数年前からこのようなビジネスモデルをよく見るようになりました。
有名なところでは、道路上にある「道の駅」や、畑のそばにある「直売所」、最近はスーパーやコンビニ内にも。
皆さまも見たことがあるだけじゃなく、利用したことがあるのではないでしょうか。
◆
この目的は、農業に携わる方々の活性化がメイン。
今まで二次、三次産業の事業者が行っていた付加価値を、彼らが直接作り、利益得ることで農業経営の発展を見据えています。
現段階では、農業のブランド化や直接消費者へ販売したり、飲食店を直接経営するなどにより、付加価値を生み出しています。
僕自身飲食店に携わる人間として、この6次産業に何かしら関われないか、現在猛烈に勉強しているところです。
個人的に、ここには絶対的に地元意識が必要だと考えています。
農家の皆さまが作った生産物を、地元のみんなが誇りを持って加工し、地元の人たちはもちろん、外部の人たちに喜んで消費してもらう。
そんな仕組みがが、これからの日本には必要なのではないでしょうか。
自分の資産を仕舞い込むのではなく、表に出してその地域で循環していく。
その資産はお金だけでなく、能力も立派な資産です。
力のないお年寄りには、若い人の力が欠かせませんし、若者にとって年配者の知恵や経験は非常に貴重です。
どんな人でも必ず必要とされる資産があります。
いざという時にすぐ役立てるよう、日頃から自分の長所を探しておきましょう。
そして、6次産業に携わりながら、自分が生活している地域を盛り上げていきませんか?
■【今日の質問】
「土付きの野菜って、美味しそうに見えませんか?」
■【今日の名言】
「産業と市場の構造は、予定されたもの、自然の法則、永遠のものと思わせるほどに堅固に見える。だからこそ、その変化はイノベーションの機会となる。」(ピーター・ドラッカー|経営学者)
○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○
【今日の「ヒント」】
6次産業とは、農業や水産、畜産に携わる生産者が、加工、販売までを多角的に行うことを表した造語。
事業は、売上はもちろん利益を得ることで継続・発展していきますが、立場的に弱かった生産者が、生産物に付加価値を付けることで、利益を得て経営できる状態になりました。
これからの時代、6次産業を中心に地元を盛り上げながら、外部との繋がりを強化していく必要があると考えています。
その中で自分は何ができるのか。
しっかりと見極めて、何かしら関わっていきましょう!
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
やる気は心の状態に左右されます。 感動する時、人は無になれるんです! ゼロになれば、プラスのことが吸収されやすいですよね。 そんな効果のあるメルマガを毎日お届けしています! ⇒詳細はこちら