非行に走ってしまう子や、ついつい盗みに走ってしまう子。自分の体を傷つけてしまう子。
何事もなく普通に過ごしている子がいる一方で、育った環境が影響しているのか、社会の中で道がそれてしまったと言われてしまう子も存在します。
彼らには、いったい何があったのでしょうか。
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パパとママに構ってもらうのが大好きな5歳のIちゃん。
幼稚園に通い始めて、友達と遊ぶことを覚えたのですが、やっぱり家でパパやママと一緒にご飯を食べたり、お出かけすることが楽しくて仕方ありません。
先日も楽しく遊ぼうと思って、いつもやると喜んでもらえるからと、パパのところへボールを持って行きました。
すると今日は、なぜかパパが一瞬イヤな顔をしたのです。
「ドキッ」
子供心に不安を覚えたのですが、その後パパは少しだけ遊んでくれました。
また後日、ママと遊んでもらおうと近寄ったのですが、なぜか「ママ、あそぼー」と切り出せませんでした。。
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一見何事もないような場面ではあります。しかしこの現象、大人であれば思い当たる人もいるかもしれません。
これは、子供にやってはいけないと言われている禁止事項を行なってしまった、一つの例になります。
それをつい無意識にやってしまった場面です。
「こんなことが!?」
そう思われるかもしれませんが、こんな小さな反応でさえ、子供の心に大きな影響を与えてしまうのでした。
こんな経験が積み重なっていくと、
・無表情・反抗・無口
のような症状が出始めます。
そして子供は、親にできる人である自分を見せようとするため、
・自分を抑え込む・嘘をつく・見栄を張る・自分を責める
という態度を示すようになります。
その結果、冒頭に挙げたような反社会的な行動に走ってしまうのです。
◆
これは社会人でも一緒。
部下の言動に対して舌打ちや苦い表情、文句や批判などの禁止事項をし続けると、いつしかやる気が無くなり、最悪会社から去ってしまうことになります。
人材は大事だとか言いながら、実際には心が伴っていない人たちを、僕は今までたくさん見てきました。
そうではなく、ぜひ次のように対応してみてください。
できたことは素直に認める。褒める。
「こんなにできるようになったなんて、私はうれしいよ!」
と、一緒に喜んでみましょう。
きっと言われた部下は、ますます頑張ってくれるはずです。
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立場が上なら、威圧するのは簡単です。
しかし、一度そんな態度を見せると、一生後悔するようになってしまうかもしれません。
どんな態度が相手を傷つけてしまうのか。
自分なりの禁止事項を一度整理してみてくださいね!
■【今日の質問】
「無意識に威圧していませんか?」
■【今日の名言】
「強烈な威圧の力も結局小さなたましい一つをどうすることもできない」(島崎 藤村|詩人)
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【今日の「ヒント」】
相手の言動に対して、あまりに素っ気ない、場合によっては萎縮してしまうような態度をとっていないだろうか。
ちょっとした何気ない仕草が、実は相手を傷つけているかもしれません。
どんな態度、仕草、言葉がそうなってしまうか、一度自分なりに整理しておくといいですよ!
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