仕事をしていて、違和感を覚えることってないですか?
明らかにお客様が喜ばないのに、トップが決めたことだからと、イヤイヤ実践してみたり。
社会人としてやってはいけないことを、若い子たちが当たり前のようにしている場面を目撃した時。
そもそも自分の心の中で、「それは間違っている」と感じたことを、仕方なく行動していませんか?
それは家庭でも同じ。子供やパートナーに対して、ダメなことはダメと、ちゃんと指摘をしてあげていますでしょうか?
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「先日納品してもらった中に、◯◯が入っていないようなんですが。ちょっと確認してもらってもいいですか?それがないと、明後日の納品に間に合わないんですよね。」
大事な取引先から電話を受けたと連絡が入った、営業担当のTさん。
出先だったため、いったん社内の人に納品書と◯◯に関係する部署、関連会社に確認を取るようお願いしました。
用事が終わり、大急ぎで帰社したTさんでしたが、どこもきちんと対応をしているとの報告を受けました。
ここで相手の様子を探るのも兼ねて、途中経過の報告を行いましたが、先方は無くて困ったから何とかしてくれとの一点張り。
そこで上司に相談。もう一度不足したものを手配するよう、お願いしてみました。
しかし、上司からはまさかの回答。
「モノはできてるんだから、必ずどこかにあるはず。まずは探すのが先だ。このご時世で、もう一度作るなんて言語道断!そのお金は誰が払うんだ?まずは先方にもう一度届いてないか確認してもらえ。こちらでも探してみること、忘れずに伝えるんだぞ。」
さあ、あなたがTさんなら、この場合どのように対応しますか?
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もし、正しいことは正しいとちゃんと判断し、上司だろうが誰だろうが発言できる人がいたら。
もしくは、発言せずとも裏で手回しして、実際には正しいことを行える人がいれば、その組織は安泰でしょう。
Tさんがそんな組織にとってプラスになる人であるなら、今回は上司に言われた通りにはしないのではないでしょうか。
さらに上の上司に相談するか、他部署や取引先へさらにお願いをし、原因を追及するなどして、とにかく相手に迷惑を掛けないようにするはずです。
仮に取引先と高い信頼関係ができているようでしたら、直接事情を説明して、協力してもらえるかもしれません。
いずれにせよ、先ほどの上司から言われたことを、そのまま実行に移すようなことはしないでしょう。
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どんなに細かいことでも、はっきり言った方がいいと強い確信を持ったなら、遠慮せず発言してみてください。
なぜなら、間違ったことを正せるというのは、組織にとってありがたい強みになりますからね!
もはや誰も何も言ってくれないリーダーがいる組織ほど、崩れやすいモノはないですよ。。
■【今日の質問】
「ダメなものをダメと言えますか?」
■【今日の名言】
「人間として守らなければならないことは、親がいつも率先してお手本を示しながら、子供にも守らせること。理屈ではなく行動で教えること。」(井深 大|実業家)
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【今日の「ヒント」】
間違っていることを見過ごしたり、面倒くさいからと素通りしたり、上に嫌われたくないからと我慢し始める人が現れたら、その組織、家族は危険信号が灯っています。
言われたくないことをはっきり言われてますか?間違ったことをちゃんと伝えていますか?
我慢せず、遠慮せず、ダメなものはダメと伝える勇気を持ちましょうね!
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