食事をする時、長時間待つのって嫌ですよね。我々もできる限り早く提供したいので、ある程度「仕込み」として準備をしておきます。
とはいえ、美味しい料理を食べてもらうことが一番大事。そこでどこまでやるかという判断が重要になってくるのです。
資金力があり、均一の料理を出すことを主とするチェーン系のお店ならば、セントラルキッチンを設置するのもありでしょう。
現場ではほぼ盛り付けるだけになるため、高い技術も必要ないですし、調理する時間が大幅に削減できるので、すぐに出すことが可能となります。
かたや個人店や数店舗規模の飲食店では、せめてカットされた食材を使うとか、全て自分のところでやるというこだわりのお店も。
当然カットしてしまうと鮮度が落ちますし、その分の手間もかかりますので、コストにも大きな影響が出てきます。
ここではどれがいいのかという話ではなく、こういった事前準備を自分の人生に置き換えた場合、どこまでやった方がいいのか。そんなお話をしていこうと思います。
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先日、仕事でオープン準備に追われていた時に、別件で用事が入ってしまいました。
幸い出勤してきたアルバイトの子がいたため、その子にバトンタッチをしようと考えたのです。
が、普段オープン準備をしたことがない子だったので、どのタイミングでやってもらおうか考えました。
全部やってしまうのが一番良い選択肢。しかし、どう考えても全部終わらせることは不可能でした。
また、早めに出勤登録してもらうのも一つの方法でしたが、人件費を可能な限り削減したい今の時期は、ギリギリにインしてもらいたかったのです。
そこで出した結論とは?
「やれるところまでやる」
はい。いつもの極々シンプルな答えです(笑)
いろいろと段取りを組むために、あれこれ考える時間がもったいない。引き継ぐための時間として5分用意することに決め、それまで全力で準備することにしました。
やりながら頭をフル回転させ、できるだけ単純かつ簡単な作業を残すようにし、やりにくかったり難しそうなものから手をつけていきました。
その結果、なんと2、3個を残しただけで、ほぼほぼ終わらせることができたのです!
結局アルバイトの子も時間通りにインすることができ、留守番中に残りの準備をやってもらいました。
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事前準備をしなければいけない場面って、仕事をしていると必ず直面することですよね。
まだ全体の仕事が把握できていない新人の頃は仕方ないと思います。
しかし、ある程度全体が見えてきたら、次に何をするべきかを早めに察知して、行動していきたいところ。
そんな行動が続くことで、周囲からの信頼が増してくるんです。
とはいえ飲食店でいえば、お客様がゼロで、このまま待っていても来客がなさそうだという閉店30分前から、クローズ作業を始めてしまうのは絶対にやってはいけないことです。
なぜならこの行動は「早く帰りたい」という気持ちに切り替わり、次第にお店全体の雰囲気がお客様を見ることより自分たちの方が大事というふうに変わってしまうから。
どんなことなら準備しても良いか、逆に何をやったらダメなのか。
まずはしっかりと全体を見ていくことから始めてみませんか?
■【今日の質問】
「今の仕事、どこまでやりますか?」
■【今日の名言】
「考えなさい。調査し、探究し、問いかけ、熟考するのです。」(ウォルト・ディズニー|実業家)
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【今日の「ヒント」】
仕事をする上で、時間的な制約などからやることを制限しなければならない事が発生する。
そこで大事なことがどこまでやるか。
まずはしっかりと全体を把握して、その都度判断できるようになりたいものだ。
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