昨日は飲食店の例を出して、仮説思考について解説しました。今日は、普段の生活の中でその力を身につける方法をご紹介します。
仮説思考は身につけると、予想したことを確認するだけと、とても効率的な仕事スタイルが実現できます。慣れてくると、少しの情報だけで精度の高い仮説を立てることも可能なんですよ!
改めて仮説思考についてまとめておきます。
仮説思考とは、本当の問題を見つけ、解決策の発見に非常に役立つもの。
実際のやり方としては、問題そのものを発見する「問題発見の仮説」と、実際に解決する「問題解決の仮説」の2段階あり、まずは全体のストーリーを考えていきます。
全体のストーリーは、大きく3つ。・現状分析・結論・提案それぞれに分けて考えていくのです。
昨日お話しした飲食店の例で言えば、・売上の昨年比15%減少・コンビニより先にお店へ誘導・駅でビラ配布(新メニュー考案)といった内容で仮説を立てたのでした。
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では、実際のトレーニング方法を見ていきましょう。
仮説を立てる上で重要なことは、
・So what?(だから、何?)(それで、どうなる?)・Why?(なぜそういう考えになる?
という2点を徹底的に考えること。
この思考習慣を、次に紹介する場面で行っていくことで、トレーニングになります。
◎新聞記事から考えてみる記事にある出来事が、なぜそうなったのか(仮説=原因)を考え、検証してみる。
例えば、A社が最高益を更新した場合、
・仮説1:業界全体が好調→他社の利益はどうか?
・仮説2:日本経済が好調・回復→国内全体の企業利益はどうか?
・仮説3:売上が伸びた→なぜ伸びたのか?(新製品?既存製品?新規事業?)
・仮説4:コストが減った→運送コスト?原価?在庫の削減?人件費の削減?
などと検証していく。
◎職場の話題から・気に入らない上司に当たったら、どう対処する?・残業をどう減らす?などを、上記のように考えていく
◎家庭の話題から・近所で流行っているお店と流行っていないお店の違いは?・(旅行について)温泉の場合は?海外は?アミューズメントパークは?・(子供の習い事に対して)算盤をやらせるべきか?塾は?習い事は?
◎その他日常的な出来事から将来を予測・高齢化社会がやってくると、自分たちの老後はどうなるか・貯金をするべきか、投資をするべきか
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今回はざっくりと例を挙げてみました。
それぞれ考えてみるのは大変かもしれません。しかし、ざっとあげただけでも、これだけ考えられることがあるのです。
つまり、普通に生活していれば、いくらでもトレーニングができる環境なんですね!
最初は難しいかもしれませんが、この習慣を手に入れると間違いなく仕事のスキルが上がるだけでなく、人生が豊かになります。
まずは疑問を持ち、それに対しての可能性を探ってみる。
こんな思考習慣から始めていてはいかがでしょうか。
■【今日の質問】
「問題が解決できるって嬉しくないですか?」
■【今日の名言】
「思考が人間の偉大さをなす」(ブレーズ・パスカル|哲学者)
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【今日の「ヒント」】
仮説思考を活用すれば、あらゆる課題が解決できるようになる。
しかも、その能力は日常生活で伸ばすことができるのだ。
まずは題材を探し、問題を見つけて思考を深堀りしてみることから、チャレンジしてみてはどうだろうか。
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