こつこつ成長論

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コミュニケーション 働き方

組織の変え方

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今、半ばスカウトされた状態で組織の変革プロジェクトに関わっています。

「人を動かす」というテーマは、有名な書籍を始めたくさん紹介されています。
実際それを実行に移すとなるとなかなか大変ではありますが、
決して不可能ではありません。

一方、「人を変える」というテーマとなると、実現の難しさは格段とアップしてしまいます。
一見似たようなテーマですが、なぜ実現に大きな差があるのでしょうか。

それは、人を動かすことは外部要因であることに対して、人を変えることは内部要因だから。

つまり、目的を持ち、それを実現するために力を使ってもらうことと、
性格そのものを変えなければいけないという、非常に大きな違いがあるからなんですね。

組織を変える上で、間違っても人を変えようとしてはダメ。

「あなたのここが間違っているから」
「こういう考え方を改めなさい」

そんな事を言われて、素直に分かりましたと納得する人が、どれだけいるでしょうか。
また、仮に受け入れたとして、自分自身を変えることができる人などいるのでしょうか。

人間って、自分がとても可愛いと考えている生き物です。
いろいろ周りを気にしていると意識している人でさえ、
心の奥底では、自分が一番大切なんですね。

それは人としてというより、生きている以上当たり前のこと。
命あっての人生であり、幸せでありたいと誰もが望んでいる事なんです。

だから、他人から批判されて、いい気分になる人なんかいるはずがない。
例えその時は気にしなくとも、いつかのタイミングで言われたことが噴き出てくるものです。

そこで組織を変えたいと思ったらまずやることは、目標の共有。
やろうと思っていることを、誰もが見る分かりやすい場所に貼り出すことが有効です。

この時、自己紹介があるとなお分かりやすい。
どんな人が何を考えているのかがすぐわかるため、初期段階である人対比の壁を無くせるのです。
つまり、これをきっかけに信頼関係を構築していきます。

そして、次に行うことは小さな変化。

少しずつ変わっているんだという実感を味わってもらうことが目的です。
これには、例えばラベルを貼って物の配置をわかりやすくしたり、
物を動かして働きやすくなるなどが、簡単にできてオススメです。

ただし、いきなり大きく変化をすることは逆効果。
今までやり慣れた方法を無視して変えてしまうと、当然みんなから反発を喰らってしまいます。

時間的余裕があるのであれば、できるだけみんなの動きを様子見しながら、
少しずつ変えていくことがおすすめです。

そんな小さな変化と合わせるように、自分の存在を目立たせていきましょう。
誰よりも変化に対して敏感に、スピーディに動いていき、結果を出していくのです。

結果が出ることで、何かやってくれるという期待感が高まり、
自然と注目される存在となるでしょう。

これには、決めたことを、時に厳しく、楽しさを全面に出してとにかく継続することが重要です。

失敗しても明るく振る舞い、とにかくチャレンジしていく。
そんな姿を見るうちに、徐々に皆にも浸透していき、
1人より多人数で行う環境が整えば、結果が出しやすくなるはずです。

周りが楽しいと感じてくれれば軌道に乗った証拠。
それは、楽しければ自然と自分の意思で動いてくれるようになるから。

周りから積極的に意見が出てくるようになったら大成功!
どんなに忙しくても、笑顔が自然と出てくるいい組織になったことを証明しています。

「もっとお客様に満足してもらうために、何ができるだろうか」

そんな話題が自然と出てくるような雰囲気を作って、
組織の変化を加速していきましょう!

■【今日の質問】

「人を変えようとしていませんか?」

■【今日の名言】

「顧客の満足度を高めるという目標を明確に掲げれば、
それを可能にする組織のあり方や戦略はおのずと見えてくる。」
(ティム・コリンズ|野球選手)

○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○

【今日の「ヒント」】

組織を変えるためには、人を動かすことが重要だ。

間違っても人を変えようとしてはダメ。

目標を作り、みんなから積極的に意見が出てくれば、
組織が変わったと言っていいだろう。

それまでは、自分が見本となって誰よりも懸命に動き続け、
臆することなくチャレンジして、みんなを巻き込んでいこう!

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