現在は未曾有の危機。
何をやっても、飲食業界の売上は右肩下がり。
何とか資金は調達できましたが、このままでは来年に廃業とまではいかないまでも、
たくさんの人をリストラするという、苦渋の決断をしなければならない。
そこで、まだ動かせる資金があるうちに、あるプロジェクトを立ち上げました。
そんな中、あなたはその重要なプロジェクトを任された組織入り。
当然社長がトップとなる社運をかけた一大プロジェクト。
役員たちで話し合い、複数のチームからなるかなり大きな組織となりました。
あなたが所属するチームのリーダーは、社歴が長い大ベテラン。
会社の隅々までよく知る、頼りになる人。
メンバーが集まった当初、自身の気持ちを熱く語り、やる気にあふれたみんな。
最初はみんなで話し合いながら試行錯誤で動いていたのですが、
少し慣れてきた頃から、リーダーの様子が変わっていきました。
特に具体的な計画や指示がなく、最初はみんなで手探りでやってみようということになったはずなのに、
かなり細かいところまで口を出してくるように。
しかも機嫌が悪いと怒鳴り声まで聞こえる始末。
チーム内の空気が変わった瞬間でした。
◆
チームにとって何より問われていることは、結果を出すことです。
そのために行っているやり方は人それぞれ。
上にあげたベテランリーダーのように、威圧的な態度でみんなを抑え込み、
規律を正して統率するワンマンタイプ。
みんなをうまくのせながら、自立心を仰いでみんなの力で戦っていくフォロータイプ。
結局は結果を出すことが全てなので、どのタイプが良いのか正解はありません。
ただし、一つだけとても重要なことがあります。
それは、自身のやり方に固執せず、柔軟な対応ができるかどうか。
リーダーをやる上で確かに威厳は必要です。
メンバーに軽んじられるようなリーダーでは、おそらく難事を越えることは困難でしょう。
しかし、その威厳は立場を利用して示す物ではありません。
仕事を通して、自然と頼りにされることが大前提。
先に挙げたベテランリーダーは、開始早々自己を出し過ぎているような気がします。
これでは、時間と共に皆から軽んじられ、チームの力を引き出すことはできないでしょう。
◆
リーダーにとって結果を出すことは最低条件。
しかし、やることはそれだけではありません。
人や数値の管理、当然部下の育成も必要です。
やることは非常に多岐にわたる中で、必要なのはコミュニケーション。
そして、面倒見の良さ。
何より人が絡んでくるのが組織の仕事なので、
リーダーは変化に対応し、人一倍動き、働き、気遣わなければいけないのです。
超人的な能力の高さで引っ張っていくのはとても素晴らしいこと。
ただし、他人も自分と同じことができると考え、過信してはダメ。
せっかく一緒に働ける仲間なんだから、皆の特徴を把握し、
活かしてあげることができる人こそ、リーダーとして求められているのではないでしょうか。
そのためにも、自身が今までのやり方に固執せず、
チーム内のメンバーや環境に応じた柔らかい態度でのぞんでいきたいものですね!
■【今日の質問】
「気分で仕事をしていませんか?」
■【今日の名言】
「今日は他の人がやらないことをやる。
だから明日、他の人ができないことが達成できるようになる。」
(ジェリー・ライス|NFLアメフト選手)
○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○
【今日の「ヒント」】
リーダーは結果が全て。
だからこそ、そのやり方は様々だ。
しかし、真のリーダーであるならば、
結果を出すことはもちろん、
その過程においてコミュニケーションをよく取り、
部下の良いところを活かしいく。
そんな柔らかい働き方が求められているのではないだろうか。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
やる気は心の状態に左右されます。 感動する時、人は無になれるんです! ゼロになれば、プラスのことが吸収されやすいですよね。 そんな効果のあるメルマガを毎日お届けしています! ⇒詳細はこちら