多くの会社で影響を受けた新型コロナウイルス。飲食業界は、未だ回復の見込みが立っていません。
そもそも人が集まることを前提としているだけに、まだまだ苦労は続きそうです。
そんな中、デリバリーや持ち帰りという分野は伸びています。もともと持ち帰りニーズがあり、さらにドライブスルーなどがあったファーストフード店は、むしろプラスに転じている会社もあるほど。
それにならっているわけじゃ無いでしょうが、とにかくテイクアウトとデリバリーを行うお店が増えました。
実際うちのお店もテイクアウトは実施しており、それなりの売り上げには貢献しています。が、そんな簡単にうまくいくわけでもありません。
そもそもの来客スタイルが大きく落ち込んでいるため、未だに苦戦を強いられています。
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前述した大手のファーストフード店だけではなく、個人でも飽くなき努力により、むしろプラスに転じているお店があるのも事実です。
例えば、あるフレンチのお店。
思い切ってレシピを動画で公開したところ、リピーターを中心に、大きな反響があったとか。
お店のレシピは門外不出というのが今までの常識だったように感じますが、あえて誰でも見られるようにしたところ、実際に作った人からたくさんの声をもらえたそうです。
それからはその声を参考に少しずつレシピを変えているそう!さらに、実際に食べに来てレシピの話をしてくれる人も増えているのだとか。
「やっぱりお店で食べる方が美味しいよね」
そんな声にやっていて良かったと、さらに力が湧いてくるそうです。
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他にも、客単価が10000円近いイタリアンのお店では、思い切って自分のこだわる料理を作ってみたようです。
それをテイクアウト専用メニューとして売り出したところ大ヒット!
新しくチャレンジして作った状況を動画で公開したところ、かなりの反響があったそうです。
しかも、その作ったものがカレーだったり、ナポリタンだったりと言った大衆メニュー。
超高級なレストランのシェフが、いったいどんなものを作るんだろう?好奇心をくすぐる、うまい戦略だと思いませんか?
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最後に、一頭買いして可能な限り値段を下げて、美味しいお肉を提供しているお店。
そこの店主は、お客様がお店に来てもらう以上、家庭ではできない価値を提供することに力を注いでいるとのこと。
おそらく家でもお肉を買い、調理すれば食べることは可能です。でも、一頭買いしたからこそ提供できる部位を、専用機器で調理し、プロが絶妙なバランスで味付けする。
これは家庭では決してできない付加価値であり、飲食店としてのプロの在り方だと話していました。
この方の言葉が非常に印象的でした。
「これからの飲食店はどう変化していくと思いますか?」
そんな質問に対して、
「私はただお客様に満足してもらいたいだけなんですよね。確かに普通の仕事よりも苦労は多いです。でも、限られた空間の中で時にお客様と話しながら、喜んでいる表情を見るのが大好きなんですよ。そのためにこの仕事を選んでいるんですからね!」
満面の笑みを浮かべて答えたのでした。
さらにこの店主は続けます。
「これからの飲食店も、結局はこの気持ちが大事なんじゃないですか?お客様を呼び込む策を否定するつもりはありません。でも、大事なことは人と人がつながる場になっていること。やっぱり飲食店は人が集う場所であり、お店側の人間は全力で来てくれるお客様に満足してもらう努力をし続けなきゃダメなんですよ。」
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今は本当に辛い時期が続いています。存続すら怪しいお店もたくさんあると思います。
でも、人は飲食店を求めています。それは、人間である限り人とのつながりを持ち続けるから。
間違いなく訪れるアフターコロナに向けて、今できることを全てやり尽くす。これこそ今やるべきこと。
そして、本気になって取り組んだお店や企業が、お客様に認められて今後も繁栄していくことでしょう。
■【今日の質問】
「どうして飲食店に行くのですか?」
■【今日の名言】
「魂を満たす仕事をしているのだ」(ハワード・シュルツ|スターバックスCEO)
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【今日の「ヒント」】
飲食業界は非常に厳しい戦いが続いている。
だからこそ、今までには無い新しいやり方が通用する時でもある。
脳に汗が出るくらい考えに考えて、今まで以上にお客様が喜ぶことをチャレンジしてみよう。
必ず努力は報われ、多くの人が認めるお店になるだろう。
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