こつこつ成長論

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働き方

お店の仕事を覚える方法

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飲食店で新人を教育する場合、一番最初にやることは考え方の共有です。
これはどの会社も同じだと思いますが、会社の理念から始まり、お店でやるべきこと、店長の考え方、みんなに心がけてほしいことなどなど、意識の徹底から始めます。
会社には理念があった方がいい。
今では当たり前になっている考え方ですが、僕個人としても非常に大切にしていること。
なので、真っ先に店長としてのビジョンをお店に貼り、もちろん全員と面談を通して考え方を共有します。その後も営業でその考え方に反した行動をしているスタッフを見つけたら、その場ですぐに指導しています。
それだけ全員が同じ考えを持って行動することは大切なんですね。
実際売上にも直結しますので、もしリーダーの方がいましたら早速実践することをお勧めします。また、組織に所属する人で理念がないようなら、リーダーの方に会社の理念、もしくは組織の理念を確認するといいでしょう。
万が一理念がないのであれば、自分なりの理念を掲げて、それを守りながら日頃の業務にあたるだけでも、成果に差が出てきますよ!

さて、そんな大事な理念を教えた後、いよいよ具体的なメニューや卓番、ルールなど細かく教えていきます。
ただ、ここからは教えたとしても覚え切れないのが現実です。
お店でのルールだけでも、基本的な勤務ルールに営業上でのルールなどたくさん存在しているのに、数十種類もあるメニュー、それも食事とドリンク、デザートを覚えなければいけません。
さらに段階を踏んでからになりますが、それぞれのレシピも覚える必要があります。
ホールとキッチンが兼務の場合は、料理のレシピまで覚えなければいけない。
よく新人の初期教育では、覚えることが1000以上あるなどと話していますが、決して大袈裟な数字ではないんですよね。なぜなら、その状況状況によってもやるべきルールのような慣習がありますからね。

さて、これら膨大な量を覚えるために、いったいどうすればいいのでしょうか?

僕が必ず新人の子に話しているのが、メモを取ること。
自分もそうですが、初めて教わることってだいたいわけわかんないんです(笑)まあ、全体像が見えていない中での部分的なことなので、わからなくて当然なんですけどね。
そのわけわからないことを、とにかくメモ書きしておくのです。たくさん書けば書くほど、後から点だったものが線になって理解が深まるので、言われたらすぐメモを取り出し書く。営業中はひたすらそれを繰り返します。
そして、その日の夜にそのメモを見直すのです。
あ、言い忘れましたが、メモは2冊用意しておくといいですよ!現場でメモを取る汚れてもいいものと、後で整理しまとめておく清書用のノート。
夜見直した時に、清書用のノートにきれいにまとめて書き直します。
人の記憶は手を動かした方が断然定着しますので、何度も書くことでその効果が出るんですね!

あとは清書用ノートをみながら、ひたすらイメトレをし、実際にその場に立ってみてカラトレをします。
イメトレとはイメージトレーニングの略。場所はどこでもいいのですが、僕の場合は主に通勤中や暇な時間に一生懸命頭の中で繰り返し覚えるようにしています。
また、カラトレとは実際にその場に立ってモノを使ってやってみること。
例えばドリンクであれば、コップを出し、機器の前でボタンを押す振りをしてみるとか。実際にオーダーが入ったと仮定して、作ってみるフリをするのです。

最初にメモを取ってからのこの一連の流れは、記憶の定着に大きく役立ちます。
おそらくメモを取っている人は多いでしょう。ただ、数多くある覚えることを全部暗記できる人は稀。
実際の本番で使い物にならなきゃ意味がありません。
なので、イメトレやカラトレをしてまでも、自分のものにしてしまいましょう。

今日は当たり前のようで意外にできていない、記憶に定着させる方法をお伝えしました。
自分自身はもちろん、新人教育の機会がある場合に、ぜひ活用してみてくださいね!

■【今日の質問】
「どうやって暗記していますか?」

■【今日の名言】
「食欲がないのに食べても健康に悪いように、やる気がないのに勉強しても記憶力が損なわれ、記憶したことは保存されない。」(レオナルド・ダ・ヴィンチ|芸術家)

○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○
【今日の「ヒント」】
初めてやる仕事は覚えることがたくさん。それを覚えるために、まずはメモを取りまくることだ。そのために、メモ帳とノートの2種類用意しよう。
大事なのはここから。たくさん取ったメモをその日のうちに見直し、別のノートに清書用として書き写す。
それを常日頃から見てはイメージトレーニングをし、覚えてきたら現場でカラトレをすると良い。
カラトレは実際に機器を使って行うシミュレーションのこと。
この一連の流れを完璧にできるまでやることで、本番前に記憶として定着できるはずだ。

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