会社が大きくなってくると、大企業病と言われる現象が起こる場合があります。
会社の立ち上げ時は、とにかく寝る間も惜しんで、がむしゃらに働き続けます。
お金とか時間とか、そんなことはどうでもよく、ただ仕事が楽しくて仕方がない。
がむしゃらに一緒に働いている仲間と過ごす時間が、人生の全てだと感じるくらい、仕事に全力で打ち込むのです。
そのおかげなのか、ふと気づいてみると、会社はそれなりの規模になり、社員は増え、世間からもある程度は認められるようになります。
お陰さまで先方から仕事を依頼してくれるようになり、勝手に会社が成長してくれる時期になった証拠なんですね!
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そんな時期に起こりがちな問題が、大企業病です。
立ち上げ期から、がむしゃらに働いていたメンバーと違い、成長期に入ってきた社員は、どこかのんびりした雰囲気。
危機感を持ってこちらからアプローチしていた頃と違い、仕事が勝手にやってくるので、何となく仕事をこなしている感覚に。
さらに自分たちが作り上げているという、会社に対しての想いが弱いので、どこか他人事なんですね。
この、世代間のギャップこそ大企業病なんです。
社員には経営者意識を持たせた方がいいとか、モチベーションを高める方法などといった、やる気を鼓舞する話をよく聞きますし、書籍もたくさん存在しています。
ただ給料をもらっているから働いている。
そんな気持ちでの働き方を無くして、みんなに全力で働いてもらえる環境づくりをすることは、会社にとって非常に重要なんですね。
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この世代間のギャップは、お店を運営していて痛感しています。
特にディナーの営業は学生がメインであり、卒業というイベントごとに毎年人員が世代交代します。
彼ら彼女たちの気持ちをうまく切り替えて、今まで言われて行動してきただけの学生が、先輩として、リーダーとして指導していく。
その流れを継いで、強いお店を維持・強化しているのです。
このように、自らの意思で働けるようにすることこそ、会社の業績を上げるために、場合によっては存続していくために、非常に大切な環境づくりとなっています。
そしてみんなが楽しいと思いながら一生懸命働ける環境を作ることは、これからの自分に与えられた使命だと感じています。
それこそ自分の強みであり、世の中に貢献できることだから。
自分自身も改めてがむしゃらに働くことを思い出して、仕事の楽しさを広めていきたいと思います!
■【今日の質問】
「給料泥棒になっていませんか?」
■【今日の名言】
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」(小林 一三|実業家)
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【今日の「ヒント」】
会社という組織では、世代間や立場によって、仕事に対するモチベーションに差が出てしまいがちです。
もし、この差が無く、みんなが同じ気持ちで仕事に取り組んでいたら。
非常に強い組織として、世の中に必要とされ続けるでしょう。
まずはそんなやる気に溢れる環境を整え、仕事を楽しんでもらうことを心がけてみてはどうだろうか。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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