(イメージ:pixabay)
昨日は、飲食店として当たり前のことである「おもてなし」について語らせてもらいました。
その内容は次の5つ。
・お客様
・働く仲間
・料理
・空間
・自己
今日は2番目の働く仲間から続けます。
◆
最近は、お客様と同じくらい従業員のことを大切にする企業が増えてきました。
少子化などにより人出不足が顕著になり、営業自体に影響が出てきたことが、
主な要因だと考えています。
しかし、あくまで売上のため、利益のためだと考えている企業も多いように感じます。
本当に心の底から従業員を大切にしている会社は、どのくらいあるのか。
今でも疑問に感じてしまいます。
言葉ではいくらでも飾ることができる「従業員満足度」ですが、
それも利益がきちんと出て、会社が安定して存続できればの話。
結局鶏が先か、卵が先かの話になってしまうんですね。
しかし、今日お伝えしたいのはそこではありません。
環境はどうあれ、一緒に働く仲間同士が楽しく、協力しあっているか。
お互いのいいところを出し合い、1×1が3にも4にもなるような相乗効果が出ているか。
そういった所に注視したいのです。
少し想像してみてください。
自分の意思で相手のために何かをやろうとした時、
「余計なことするな!」
なんて怒鳴られたら、、
後々役立つと思ってわざわざやったのに、
「なんでそんな意味のないことをするの?」
と、冷たい目で見られたら。。
きっと2度と相手のために何かをやろうという気持ちは起きませんよね。
同じチェーン系の飲食店でも、いいお店というのは全員が考え、
みんなが同じように一生懸命動いています。
お客様のことはもちろん、常に周りにいる仲間たちの動きを見ながら、
自分の動きを変えて、
「何をやればお客様が満足してくれるか」
「みんながどう動けばそれが実現できるか」
「そのために自分は何ができるだろうか」
ということを考えているのです。
そんな人達に囲まれた職場で働いていたとしたら。
店内のお客様や従業員みんなが笑顔で溢れている様子が、イメージできませんか?
自然とわくわくした気持ちになりませんか?
◆
働く仲間に対するおもてなしとは、まさにこの理想が実現した状態。
この状態を実際に実現し続けている有名な企業が、
リッツカールトンであり、ディズニーリゾート。
両者とも本屋で調べれば「ホスピタリティ」という単語とともに、
非常にたくさんの書籍を目にすることができます。
もちろんお客様へのサービスが大前提。
その中にある話として、両社共従業員に対しての教育、関係性、考え方が徹底しているのです。
みんながお互いの職を必要とし、尊敬し、頼り合う。
平等に責任を持って仕事をするからこそ、
お客様からは、従業員一人一人に対して「プロ意識」がはっきりと見えるのでしょう。
◆
今後いいお店をつくるためにも、これらのことをしっかり意識していきながら、
組織内で教育していきたいものです。
今日も長くなってしまったので、続きはまた明日!
■【今日の質問】
「働く仲間のこと、好きですか?」
■【今日の名言】
「この先どんなに辛いことがあっても
仲間とともに歩けば道はある。
仲間を信じよ、自分を信じよ。」
(マカロフ・ドレアー|漫画『フェアリーテイル』)
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【今日の「ヒント」】
いいお店を作るためには、
働く仲間に対してのおもてなしが欠かせない。
これを突き詰めていくと、
・気遣い
・尊敬
・プロとしての自覚
これらの心を持つよう、しっかりと教育していくと良い。
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