検証するか、行動するか

仕事って、上司の意向でやり方が変わってきます。
それは、そもそも会社自体が社長の考えで動いているから。

社長の意向、つまり理念に共感し、長年理念のもと社長と共に戦場を駆け回った人が役員になり、
その下で働いていた人間が役職に就く。

そんな流れで組織が成り立っているのだから、上の人の意向が中心になって当然なのです。
それが社長の考えがぶれないで浸透する正しいやり方であり、
存続し続ける会社の条件だからです。

そういった組織の中で働く人間にも人格というと大げさですが、当然個性があります。
この個性が上の人とぶつかった時、おそらくストレスとして表面化してくるのでしょう。

逆にぴったりはまった場合は、やりやすいのだから水を得た魚のようにどんどん仕事で成功を収めていくのです。

こういった組織の環境による運は、少なからず仕事をするうえで影響を与えているはず。
なんて運のせいにしたところで、何も変わらないんですけどね（笑）

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僕は性格的に、どんどん新しいことにチャレンジしたくなってしまいます。

当然そのために自分なりに考え、企画として形にするのですが、
上司によって却下されてばかリな時もあれば、
どんどんやらせてくれる場合もありました。

会社内の慣習が強すぎたためか、様々な部署の人間が一つの案に口を出してきて、
最終的にはNGとなってしまうことばかりということもありました。

たまにやってみようとなったとしても、その時にはすでに古い企画となっており意味をなさないなんてことも。

一方、勢いがあり、逆境だろうが好調だろうが関係なく、
いいと思ったことをどんどんやらせてくれるところもありました。

とても細かい所から、会社全体の稟議が必要な内容まで、
実現できそうなことであれば、とりあえずやってみようのチャレンジ精神が、
会社内で浸透していたんですね。

逆に言うと、何となく仕事をしている人はどんどん遅れていってしまう。

日頃行っている仕事のレベルを上げていくのは当然。
その上で新しいことを思いつき、提案してみて反応が良ければ、
実現するべくやりたいと思った人がどんどん意見を上げ、行動していくのです。

こういう組織は本当に強い。

運動不足でお菓子ばかり食べて、検診で「肥満」と言われ、実際血液もドロドロで頭の回転も悪くなってしまう。
そんな人間よりも、普段から健康に意識して運動を習慣とし、
程よく筋肉もつけておきつつ、頭の体操も欠かさず行っている回転の速い人の方が、
仕事を任せたいと思いますよね？

会社という組織を体と考えると、僕たちは血管の中にいる赤血球のようなもの。

サラサラな状態でどんどん動き回っている方が、
ぜったいに良い環境だと言えます。

◆

もちろん検証することはとても重要です。
でも、慎重になりすぎて動かなすぎるのは、ある意味危険な行為につながります。

時代は常に猛スピードで流れています。
その中でスピードについていけず、取り残されてしまう会社は、容赦なく淘汰されてしまうのが現状。

それは人間も一緒。

検証するのも大事。
しかし、もっと大事なことは、とにかくやってみることです。

せっかく思いついた内容があるならば、自信がなければしかるべき人に相談した後、
すぐにでも実行に移すべきではないでしょうか。

というか、まずはやってみましょう。
少なくとも、何かしらの学びを得ることができますよ！

■【今日の質問】

「行動してますか？」

■【今日の名言】

「翼を持たずに生まれてきたのなら、
翼を生やすためにどんな障害も乗り越えなさい。」
（ココ・シャネル｜デザイナー）

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【今日の「ヒント」】

ふと沸いたアイディアに対して、検証することは大切だ。
しかし、あまりに過剰な検証は、マイナスにしかならない。

思いついたが吉日。

ある程度のリスクは付き物と認識して、
まずは行動してみよう。

考えるのはそれからでも遅くはない。

心を動かせば成長が加速するって知ってる？