自己実現をする。これは、ある意味成功したことと同義になるのではないでしょうか。
それは、やりたいことを実現したからこそ、自己実現したと言えるから。
もちろん、その後にきちんと結果を残し続けることが大事。ですが、何も成し遂げられず、日々流されながら生きている人とは明かに異なった、人としての素晴らしさを身につけていることは確かでしょう。
そんな自己実現をするために、何をすればいいと思いますか?
答えは非常にシンプルで、「その時なれる最高の自分」になればいいのです。
やり方は単純で、今自分がいるステージで最高のパフォーマンスを行えばいい。できなくても、やってみること。これを繰り返していくうちに、自分の中にある原石が、いつしかダイアモンドのように輝いてきます。
この輝きは、自分ではなかなか気づきません。ちゃんと輝いていれば、いつか他人から評価され、チャンスを与えてくれるようになるんです!
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人は理屈では動きません。その証拠に、やって欲しいことをお願いしても、やってくれるのは最初だけ。しかも表面上だけ行動するから、結果につながらないのです。
そうではなく、人は心を受け取りたいのです。
ただ指示だけ出してくる人と、自ら動いて一生懸命努力している人から言われるのとでは、やりたいという気持ちは全く違いますよね?
僕の場合、汗をかいて努力している人から「手伝って」と言われたら、すぐに全力で行動しちゃいますね。だって、頑張っている人を目の当たりにすると、なんだかムズムズしてきませんか?
これが、人が心を受け取りたいということ。
であるならば、自分がやるべきことは明確ですよね。相手の心がどうやれば動くのかを考えて、一生懸命やっていけばいいのです。
そうやって相手の心を動かしていけば、いつかきっと「あなたと仕事をしてよかった」と言われるようになるかもしれません。
むしろ、そう言われるまでやり続けなければいけないのです!
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<<結果を出し続けるTさんの場合>>
先日、上司として異動してきたTさん。年齢もだいぶ上で、社内でも多くの賞を獲得してきた仕事ができる人なのだそう。最初は学ぶことも多そうだと、わくわくしながら仕事をしていました。
Tさんは自分に厳しい方で、これをやると決めたことはどれだけ残業をしようがお構いなしで、結果が出るまでやり続ける人でした。そこに妥協は一切なく、ダメだったらできる答えが見つかるまで考え、議論し、また実行していきます。
いわゆるPDCAをひたすら回し続けているから、きっと数々の賞を受け取れたのでしょう。
その仕事に対する凄さは尊敬に値します。しかし、それを部下にも求めてくるのはどうかと思ってしまいます。
ほぼ毎日誰かが怒られる職場となり、とても居心地が悪くなりました。実際私も3日連続で怒られていて、正直モチベーションが上がりません。。
ある人は、もうやってられないと転職を考え始めてしまいました。
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上の例にあげたTさんは、まさに理屈で人を動かそうとしているだけの悪いパターン。
それをやれば良いのはみんながわかっている。でも、そんな簡単なものじゃないんですよと言わんばかりに、その部署にいるほぼ全員がやる気を奪われています。
もしTさんが、自分のやり方を押し付けず、みんなが結果を出せるように一生懸命仕事ができる環境作りに力を入れたら、どうなったでしょうか?
結果はやってみなければわかりませんが、少なくともやる気がなくなった人の集まりである今よりも、全力でみんなが働くことができる分、成果は出るでしょう。
さらにみんなの心を動かすべく、時に全力で褒め、さらにチーム力を上げるような仕組みを作ったら、きっとTさんはマネジメント部門においても賞を獲得するのではないでしょうか。
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まずは今できる最高の自分を作るべく、意識をして行動してください。
そして、ある程度自己実現ができてきたら、どうやったら人の心を動かすことができるのか。
しっかり考えて、人のために活動していきましょう!
■【今日の質問】
「あの人の心、どうやれば動くと思いますか?」
■【今日の名言】
「私は練習であろうと試合であろうと勝つためにプレーする。何者であろうと私の勝利への意欲の前に立ちはだかることはない。」(マイケル・ジョーダン|バスケットボール選手)
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【今日の「ヒント」】
自己実現をするためには、最高の自分になる努力をし続ければ良い。
そして、自己実現が叶ったなら、今度は他人の心が動く努力をしていこう。
「あなたと一緒に仕事をして本当に良かった」
そんな言葉がもらえた時、本物の自己実現ができたことになるのだ。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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