数年前まで、僕の夢の一つに「100歳の誕生日に1万人の人に祝ってもらう」というものがありました。
名著『LIFE SHIFT』を読んでから、本気で108歳まで生きると決めた（？）のですが、
それをより高い確率で実現するために考えた目標でした。
しかし、今は少し考え方が変わりました。
108歳まで生きるというのは変わりません。
どの部分が変わったかと言いますと、1万人という部分。
果たしてそんなに人脈が必要なのか。
改めて疑問に感じたのです。
◆
先見性のある優良会社の仕組みを紹介している『ビジョナリーカンパニー』を読み、
これから始めていくビジネス展開を勉強しているのですが、
その中にカルト主義というものが存在しています。
カルトというとマイナスなイメージがありませんか？
個人的には宗教的な印象が強く、
洗脳されている人たちが集まる団体を想像してしまいます。
そして、ビジョナリーカンパニーと呼ばれる優良企業にも、
実はそういった要素が含まれていたのです。
と、よくよく考えてみたら、自分が作ってきたチームもそうだなぁと思い返しました。
飲食店だけではないかもしれませんが、
お店のカラーは店長の人柄や考え方によって変わります。
同じブランドなのに、店内の雰囲気や働いている人の動きやしぐさが全く違う。
実際僕が作ってきたチームの仲間たちは、
本当によく動いてました。
お客様と話すことを楽しさと捉え、
大変な中必死でお客様のために動き続ける。
それに加え、仲間のために労を惜しまず手伝っていたので、
いつも感謝と笑顔が絶えないお店に。
それでも大きな問題は起こってしまうもの。
その時だけが僕の出番だったような気がします（笑）
それくらいみんなが考え、よく動いてくれていました。
これなどまさに、厳しさと楽しさの中で働くことを洗脳された人たちが残ってくれたから。
まあ、辞める人はほとんどいなかったのでほぼほぼ全員なのですが（笑）、
よくついて来てくれたなーと感心してしまいます。
◆
洗脳というと言葉が悪いかもしれません。
しかし、実は無駄な時間を使わないで済む非常に有効なやり方なのです。
どういう意味かと言いますと、事前に自分の考え方や行動を示しておくことで、
フィリターをかけて、自分にあった人が近づくようにしているんですね。
例えば僕がチームを作っていく際、大事にしていることの一つとして、
「仲間を想って仕事をする」
というものがあります。
みんなが働きやすくするために、自分は何ができるのか。どうやっていけばいいのか。
常に考えながら仕事をするよう事前に話しておき、
もし他人が頑張っている中で手を抜いている人を見たなら、
厳しく叱るのです。
かなりきつく叱るので、言われた人は落ち込み、嫌な気分になるかもしれません。
でも考えてみてください。
叱られた人によって、その前に誰かが嫌な思いをしているんです。
その気持ちをわからせることが、僕の仕事かなーと考えているからこそ、
愛情を持って伝えているんですね。
でも、そういう考え方が嫌なら、そのチーム内で働かない方がいい。
何も無理して我慢しなくても、自分にあった場所で働けばいいのです。
これがフィルター。
全く異なる考え方や感覚を持っている人と一緒に過ごすことほど、
時間と労力を無駄にすることはありませんからね。
幸い今までみんなが共感してくれていたから、
ありがたいことに仲間がどんどん増えていきました！
◆
長いようで短い人生。
貴重な時間を無駄にする人とは、付き合わない方がいいと思いませんか？
あなたも自分でできるフィルター、作ってみることをお勧めしますよ！
■【今日の質問】
「考え方を共感できる人は誰ですか？」
■【今日の名言】
「あまり好ましくない人のルート（＝人脈）に入ってしまうと、
その種の人たちがワッと寄ってくるから、気をつけた方がいい。」
（堀江 貴文｜実業家）
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【今日の「ヒント」】
人脈は多ければいい。
そういう考えもある一方で、
自分にあった人だけと付き合った方がいいという考え方もある。
もし人生という限られた時間を無駄にしたくないならば、
フィルターをかけて自分にあった人と付き合うようにしたいものだ。
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