まだまだイケイケで若かった頃。社会人になりたての20代などはまさにそうだったのですが、初めて所属されたチームや、任された仕事などに参加した際、ついつい自分の限度を超えるほど頑張っていました。
それはそれでいいことではありますが、限界を超えるとどうなるか。
途端に集中力が途切れ、全くと言っていいほど役に立たなくなってしまう状態に。それがひどい場合になると、やる気の問題につながることもありました。。
ここで分かりやすい例を一つ。
まだ学生だった頃、お金を稼ぎたいからと収入が高くその日に現金支給だった引っ越し作業をやったことがあります。
これ、やったことがある人はわかると思いますが、初めての人にとって本当にしんどいんです。
まあ想像すれば分かりますよね?
家のものを運ぶわけですから、タンスやらソファやら、冷蔵庫などなど。やたら大きくて思いたいものばかり運ばなければいけないんです。
それも、階段を使うところはまさに地獄。そこに夏の暑さが加わったら。。
今現在も引越し業者に携わる方はたくさんいらっしゃいますが、心から尊敬しています。
と、話が逸れてしまいましたが、持ち方が全くわからない僕は、ただただ一生懸命握力に頼って持っていました。
と、1時間ほどした時全く手に力が入らなくなってしまったのです。。
どんなに頑張っても、何をしてもモノが掴めない。
「おい、こいつバカになっちったぞ」
そう言った先輩の声が聞こえたのですが、まさに僕の握力がバカになってしまい、全く使い物にならなくなってしまったのです。
この時の情けない気持ちと悔しい気持ちと言ったら。。そこで初めて持ち方を知ったのですが、時すでに遅しですよね(涙)
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上の例は肉体ですが、仕事上で多いのは集中し過ぎによる脳の疲労でしょうか。終日行われる会議やセミナーなどで、どうにもこうにも一つのことに意識がむかなくなってしまう状態。
自分自身も経験がありますし、きっと皆様も似たような経験があるのではないでしょうか。
これが、特に新しい仕事を始める際は顕著に現れてしまいます。
強く集中しないと覚えられないしついていけない。だから必死になって食らいついていくのですが、進んでいくうちに自然と思考が他のところに向かってしまう。
気を抜くとボーッとしている自分。。
後から思い返しても、その時点からの記憶がほとんど無いのです。
この状態、実はその段階での自分の限界なのですが、一度だけでなく何回も経験した方がいいです。
というのも、筋トレで負荷をかけることで筋肉がつくように、脳も苦しい思いをさせるとその分強くなるからです。
とは言うものの、これを何回もやるのは相当しんどいです。なので、状況に応じて使い分けられるよう、時に力を抜いて限界に行かないようコントロールするといいでしょう。
例えば異動や新しいプロジェクトに参加するなどして、初めての環境におかれ、覚えることが500個あるとします。
それを一気にやるのは到底無理なこと。
なので、あらかじめ自分の中で、計画を立ててしまうのです。
一人前になるのに半年かかると言われた。ならば1ヶ月前倒しして5ヶ月で覚えよう。そのために、1ヶ月で100個ずつやっていくことにしよう!
などと決めておけば、限界は超えにくいはずです。
あくまで例えなので実際にうまくいくかは分かりませんが、限界をうまくコントロールする参考になればと思います。
まずは全力で限界を超えてみる。それを何回か経験したら、今度は限界に行かないようにコントロールしてみてくださいね!
■【今日の質問】
「限界を超えた時、どうなりましたか?」
■【今日の名言】
「限界?誰だってありますよ。絶対あると思う。でも、だんだんと準備していくうちに、その限界が低くなっていくんだよね。」(山高 篤行|小児科医)
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【今日の「ヒント」】
自分の限界を知ることで、成長を加速することができる。
そのためには、全力でとことんやってみることが大事。
まずは自分の限界を超える。それを何度も経験し、コントロールできるようにする。
そうすることで、いつも程よく全力を出せるようになるのだ。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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