今日は、飲食店として極々当たり前のお話をします。
僕は人生においても近道は存在しないと考えていて、それは飲食店でも同じだと思っています。
なので、今日のお話もThe 王道。興味のない方は名言で学びを深めていただければと思います。
さて、飲食店での当たり前とは何か。
それはズバリ「相手の気持ちを想うこと」。
特にサービス業に多いのが、お客様第一主義。
最近は従業員も大切にするという考えが浸透してきているようですが、なんだかんだとお客様に来ていただいて初めて成り立つ商売ですので、相手の気持ちというのは大事なんですね。
その相手なんですけど、普通に来てくれるお客様だと、いまいちリアリティにかけますよね。
なので、僕は常にその相手を次のような人としてイメージしています。
・家族や親族・尊敬する人・超有名人・上司や社長・友人
つまり、自分の人生において大切な人であり、特に喜んでもらいたい人が対象となります。
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とはいえ、入ったばかりの子たちを教育する際に、よく「自分がやられて嫌だと思うことはしないでください」と伝えています。
最低限、自分が嫌なことだけはやらないで欲しいという願いと、その場面を自分に置き換えてみることで、新人でも理解しやすいからです。
そして、ある程度基本的な動きができるようになってから、前述したようなお客様のことを考えて行動してもらうのです。
この段階になって初めて、上の例のようにスタッフにとって大事な人をイメージしてもらうと、格段と動きが変わります。
さらに僕は、みんなに「お店に来てもらえるような環境を作る努力をしている」と伝えています。
例えば家族を連れてきてくれた時、「私はこんなお店で働いているんだよ！いいでしょー」と、思わず自慢したくなってしまうお店。
なんかかっこよくないですか？
みんなが明るく楽しく仕事をしていて、食事にきたスタッフにみんなが話しかけてくれる。
それだけでも嬉しくなっちゃいますし、仮に親と一緒に来たなら、安心してくれますよね！友達だったら、もしかしたら一緒に働きたいと言ってくれるかもしれません。
◆
こうして、自分自身がお客として体験することで、より飲食店での働き方に対する理解が深まり、みんながお客様に対して意識の強いお店になっていきます。
これだけでも非常に強いお店となり、自然と売上が伸びていきますが、もう一つ大事なこともお伝えしておきますね。
冒頭に、王道として「相手の気持ちを想うこと」と書きました。
この相手、実は一緒に働く仲間に対しても同じことが言えるのです。
一緒に働く仲間が、みんなの事を想い、気遣い、動いてくれたら。いつも明るく楽しく笑顔で話しかけてくれたら。
毎日毎時間が楽しくなると思いませんか？
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最初は自分がお客様＝大切な人をイメージして、全力で行動していきました。
その後仲間を大切に想い、行動に移していきました。
その結果、みんなにその影響の輪が広がり、日本一のお店を作ることができました。
そんな楽しい飲食店を、日本全国で作っていければと思います！
皆さまもぜひ「相手」を意識して、日頃の仕事に取り組んでいってくださいね！
■【今日の質問】
「誰を一番もてなしたいですか？」
■【今日の名言】
「自分のことよりちょっと他人のことを考える。こんなことができる人を心豊かな人という。」（雪山 隆弘｜僧侶）
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【今日の「ヒント」】
あなたがもてないしたいのは、どんな人だろうか。
日頃お世話になっている人。厳しく指導してくれている人。普段会えない両親や家族。
ぜひその人たちの相手をしているとイメージして、日頃の仕事に取り組んでみてほしい。
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