物事を行う上で、理由を明確にしておくと、スムーズにいくことが多いです。
例えば飲食店でよく見られるオススメ。
ただスタッフに「◯◯をちゃんと勧めてください。」と言ったところで、ほとんどの人がやらないでしょう。
しかし、「◯◯を勧められたら、お客様はこれだけ得するんだよ。仮に君が◯◯を持ってたら嬉しいよね!だからちゃんとお客様に伝えて欲しいんだ。」などと理由を説明してあげると、多くの人がお客様にオススメしてくれるようになるはずです。
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理由づけのメリットは商品にも見られます。
ワインなどは基本的に葡萄からできたものであり、瓶に詰めるだけなので、原価に大きな差は無いはずです。
しかし、土壌が豊かでたくさんの栄養を含んだ畑にある、樹齢100年にもなる葡萄の木から造られたワインは、聞いているだけでも凄いものだと感じませんか?
しかも収穫年が今世紀最大の当たり年、つまりどのワインも美味しくなるような気候に恵まれていたとしたら。
そしてそのワインを、その道数十年のベテランソムリエの方に注いでもらったら。。
文章を書いていて、僕の口の中にはヨダレがたくさん出てしまいました(笑)
これだけの要素が含まれるだけで、同じワインというカテゴリーでも、数十万円もの値段に変わっていくのです。
新企画を社内プレゼンする時や、仕事で何かを依頼する時でも、まずはやっていることの理由を明確にする習慣を身につけてください。
それだけでモノの価値は上がり、人のモチベーションは高まります。
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話は変わりますが、トヨタの有名なカイゼンをする中で、Why?を5回繰り返しなさいという教えがあります。
ようは一つの疑問に対して、さらに深堀りして考えることで、昨日より今日の方が良くなるという習慣です。
なぜこのレーンではこの作業を行なっているのか。なぜここでこの商品を選別しているのか。もっと早くできないものか。
当たり前だと思っていたことを疑問に思い、改めて考え直してみることで、意外なヒントが隠されているんです!
これなど「なぜそうなるのか?」という理由づけを深堀りすることで、間違いがない、正しいものが出来上がる好例だと思います。
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また、もし大きく落ち込んでしまったら。それを1人で抱えていたとしたら。
ぜひ誰かに本音で話してみてください。
そして、なぜ今の自分がいるのか。その理由を再確認しましょう。
まさにこの行為こそ、「初心に帰る」ことになり、今一度自分の原点を見つめることで、元気を取り戻すことができるようになるはずです。
全てのことに理由はありますし、人はその理由に興味を持ち、価値を見出します。
ぜひWhy?と問う習慣を身につけて、しっかりした芯を用意してくださいね!
■【今日の質問】
「なぜ?と疑問を持ったものは何ですか?」
■【今日の名言】
「組織は上司が動かすものではない。前向きな言葉を投げかけて、改善策を練る。こんな部下の言動ひとつで社内の雰囲気が変わるし、解決できる課題は意外と多い。」(吉田 典生|コミュニケーションコンサルタント)
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【今日の「ヒント」】
「なぜ?」には不思議な魔力があります。
時に人を持ち上げ、時に付加価値を与えてくれます。また場合によっては次につながる良いアイディアを生み出します。
様々な利点がある「なぜ?」を多用して、人として厚みをつけるとともに、強い組織を作っていきましょう!
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