こつこつ成長論

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アイデンティティを見つける

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人は成人するまでに、多くのことを与えられながら、自分で色々と発見して成長していきます。
小さい頃は親からの愛情の中、徐々に自我が芽生えてきます。
そして、自己主張ができるようになった頃、しつけを通して社会常識を学んでいくのです。
幼稚園や保育園に入り、友達との関わり合いの中、遊びを通して我慢を体験。
小学校では組織の中でどう関わっていくか、集団行動の中で自分の存在をどう位置付けていくかを学びます。
中学校や高校の思春期になると、いよいよ今まで守られていた環境から、自立するための準備が始まるのです。
つまり、親に対して反抗期となり、様々な感情の中もがき苦しみながら、大人への階段を登っていくんですね!

こうして、たっぷりの愛情を注がれ、たくさんの経験の中から少しずつ自我を形成していきます。
そう、人として楽しく生きるために大切な、「自分らしさ」を見つける旅が始まるのです。
今日はこの自分らしさ、つまり個性であるアイデンティティについてお話ししようと思います。

例えば、小さい頃からお洒落が大好きで、洋服にもこだわっていたAさん。
気づいた頃には服装を選んでは写真を撮り、高校3年生の頃にインスタでアップ。
その後感想を頂いた方々とネット上で交流を持っているうちに、いつしかファッションコーディネーターの道を歩みたいと思うようになりました。

一方Bさんは、親に言われ、周りの友達に合わせるように、受験の後高校に進学し、部活とバイトに明け暮れながら、日々楽しく過ごしていきました。
そして大学受験も無事合格!
時に恋愛を楽しみながら、バイトと遊びを中心にした、学生生活を過ごしていきました。

この2人もいよいよ就活。
アパレルで有名なZ社の集団面接で、ばったり出会った2人。
果たして、2人の結果はどうなっていくと思いますか?
==
もちろんその2人がどのようにアピールしたか、面接官が会社の必要とする人材と判断したかなど重要な要素が他にもあるので、それまでの経験はあまり関係ないかもしれません。
でも、きっとAさんの方が、面接で自分らしさをアピールできたんじゃないかな。
そんなことが容易に想像できるのは僕だけでしょうか。

それは、Aさんはしっかりとした夢を持っており、行動にも現れているので、自分のことをちゃんと理解できているのではないかと、推測できるからだと思います。

どちらかというと、自分を知っている人は、どこか自信に溢れているように感じます。
なぜなら、自分がやるべきことが明確なので、言動にブレがないんですね。
他人に影響されることもないので、一緒にいて安心感があります。

最初は何も持ってなくていい。
ただ、日々過ごしている生活の中で、せめて自分らしさって何だろう?
そんな疑問を意識しながら、個性を探してみてはいかがでしょうか。
きっとその先に、幸せな人生が待っているはずですよ!

■【今日の質問】
「あなたは何者ですか?」

■【今日の名言】
「われわれは、長く生きるほどに、何とわずかなことしか知らないのか、と教えられる。成長して年を重ねるということは面白い冒険であり、驚きにみちている。」(エリク・H・エリクソン|発達心理学者)

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【今日の「ヒント」】
人生を豊かにする上で、アイデンティティは欠かせません。
常日頃から、自分らしさとは何か、意識して過ごしていってくださいね!

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