(イメージ:pixabay)
皆様の会社には経営理念がありますでしょうか。
その会社がどこへ向かうのか。
そもそも何がやりたくて会社を起こしたのか。
普段どういった考えで仕事をするべきなのか。
経営理念とは、全員が進むべき非常に重要であり、絶対的存在の考え方。
まずはしっかり理解をして、常に意識しながら仕事をしなければいけないんですね。
では、理念とは別に、会社で働く人に対しての哲学書、
つまり働き方の指南書的なものはありますでしょうか。
有名なもので言えば、京セラの稲盛氏が書籍化した『フィロソフィー』や、
リッツカールトンにある『クレド』のようなもの。
基本的な考え方として、「人間として何が正しいか」を判断基準とした行動規範であり、
ビジネスパーソンとしての原理原則を説いています。
例えば、京セラのフィロソフィーでは、
心を高めるために、「宇宙の意志」と調和する心を持つよう問いかけています。
これだけ見るといきなり大きなテーマ過ぎて、なんのこっちゃとなりかねませんね。
宇宙は物質の生成から始まり、生命が誕生しました。
その過程において進化し続けているのは、偶然ではなく必然。
これはこの世の常であり、今後も変わらず進化発展していく流れであり、
これこそまさに「宇宙の意志」。
この中には愛と誠と調和に満ちていて、
私たち一人一人のエネルギーと密接に関わることで、
運命を切り開いているのです。
以上のような奥深い理由を理解すると、
大き過ぎると感じたテーマも、むしろ何のために今の行動があるのか、
明確になる気がしてきませんか?
◆
少し話が変わりますが、会社というのは、どれだけ大きな理念があったとしても、
存続しなければ意味がありません。
そこで必要になってくるものが、利益。
われわれ飲食店を任されている立場の人間が、最も重要な責務が何かわかりますか?
・売上?
・お客様の満足度?
・スタッフの教育?
・食の安心、安全?
・利益?
答えは最後の利益。
その他の4つは、全て利益を出すために必要なものなんですね。
もちろんどれもとても大切なことなのは言うまでもないですが。
この利益というものは、出そうと思えば案外簡単に出すことが可能です。
売価を変えずに、原価操作してしまえば良いんですからね。
たまに激安な居酒屋で飲み放題を頼むと、出てくるのが遅い挙句、
明らかに味が薄い生ビールやサワーなどが出てきます。
例えば500mlで売価が500円、原価が250円の生ビールを、半分水で薄めたらどうなるでしょうか?
単純に考えると売価は変わらず、原価だけ半分になるわけですから、一杯につき125円も利益が生まれます。
でも、これって正しい行いだと言えますか?
ビールを飲んだことがある方ならわかると思いますが、500mlのうち半分も水で薄められたら、
まずくて飲めたものじゃないですよね。
きっとこのお店は、あっという間に悪評が広がって、間違いなく繁盛店にはならないでしょう。
◆
上に挙げた例のようにならないためにも、大切になってくるものが『フィロソフィー』であり、『クレド』なのです。
普段の行動や考え方、働き方、生き方などに関してかなり細かく明記することで、
つい出来心でやってしまう行いを防止してくれる役割を担ってくれます。
そして、これは何も会社に限ったことではありません。
自分自身でも、生き方の原則となるモノを作っておくことをお勧めします。
しっかり明記しておけば、ブレずにまっすぐ進む人生となり、
なんというか、スッキリした心で日々過ごすことができますよ!
■【今日の質問】
「人生で大切にしている想いは何ですか?」
■【今日の名言】
「価値観とは違い、原則は変わりません。」
(スティーブン・R・コヴィー|経営コンサルタント)
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【今日の「ヒント」】
会社における利益を出すために、
また個人的にお金を儲けるために、
ついつい悪いと分かっていても、手っ取り早い方法を選んでしまうことがある。
そんな出来心を防ぐためにも、自分だけのフィロソフィー、
つまり生き方の原則となる行動指針を決めておくと良い。
日常の行動における判断基準となるだけでなく、
ブレずに真っ直ぐ歩む人生となるからだ。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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