今日はいつも明るいSさんから、
ひとのために活動することで大きく成長することを学んでいきましょう。
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「一体何を考えてるんだっ!!」
部長の怒声に、一瞬にして静まり返った社内。
一斉にみんなの注目を集めたのは、半年前に入ったばかりの中途社員。
最初は威勢よく挨拶して回り、実際行動力もありどんどん社外に出てはアポイントをとっていきました。
しかし、まだまだこの仕事を理解しておらず、2、3ヶ月経ってからミスを連発。
確かに注文は多く取ってくるのですが、お客様とコンタクトを取れば取るほど、
その分比例してお客様からのクレーム電話が増えていくのでした。
今回もそのクレーム電話が発端。
先週ついに部長が出動するほどの大きな問題に発展してしまい、
かなり厳しく単独行動はするなと言われたばかりだったのに。
性格なんでしょうね、またひとりで動いてしまったようで、
それに対して部長の怒りが爆発したのです。
と、そんな緊迫した中、
「ただいま戻りましたー!いやー、外はクリスマス一色で気分が盛り上がっちゃいますねー♪」
いつものように明るく、Sさんは戻ってきたのです。
当然社内は気まずい雰囲気に、、、
と思いきや、なぜかみんなから大声で笑い声が!
「さすがSさん!良いタイミングで帰ってきたねー!」
部長から一目置かれているSさんの上司から、とっさの一言が飛び出しました。
実はとても人柄がよく、普段は明るくて楽しい部長のチームは団結力も高い。
当の部長も、
「お前、Sのおかげで助かったな。これ以上お説教を聞かなくて済んだ。
ただ、もう次はないからな。頼むから必ず誰かに相談してから動いてくれよ。」
そう言い残して、この場が終息したのでした。
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「一体何があったんですか?」
上司に状況を聞きに行ったSさんでしたが、悪い事をした気は全く持っていません。
話を聞き終えると、すぐに怒られていた中途社員の元へ行き、
「どんまい!ところで何でつまづいちゃったの?一緒にやっていこうよ!」
と、早速部長の案じていたことを実行に移していたのでした。
存在するだけで部署内を明るく変えてしまうSさん、
おそらくかなりみんなから信頼されているのでしょう。
と、それもそのはず。
今回の件のように、何か問題があると自分のことはそっちのけで、
必ず手伝っていたのです。
そうやって助けられた人ばかりなので、自然と人望が集まっていきました。
もちろん自分の仕事もきっちり終わらせるからこそ、上司からの信頼も厚い。
いつも笑い、共に苦労してくれる最高のパートナー。
みんなから見て、Sさんはそんな存在なのでした。
◆
大抵の人は、自分自身が大切だと考えています。
頼まれごとなど、面倒くさいからやりたくない。
そう考えるのが普通ではないでしょうか。
しかし、誰かのためにという考え方ほど、重要なものはありません。
特に飲食業などお客様アリキの事業ではなおさら。
人に奉仕するという意識がないと、サービスなんてできませんからね。
お客様のために。従業員のために。
その気持ちを持って初めて、感動が生まれるのです。
「ひとのため」という気持ちを大切にして、
他人の喜びを糧に成長していきましょう!
■【今日の質問】
「自分中心になっていませんか?」
■【今日の名言】
「他者に貢献することは、
この地球でのあなたの居場所に払う家賃である。」
(モハメド・アリ|ボクサー)
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【今日の「ヒント」】
行動は、誰かのためにやるから尊い。
そして、その行動は必ず人の心を変える。
自分さえ良ければいいという考えは今すぐ捨て去ろう。
「ひとのため」という奉仕の心を持って活動すれば、
いつか周りが変わり、必ず自己成長へとつながるはずだ。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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