仕事をしていると、立場に関係なくリーダーシップが必要な場面が出てきます。
それは、高校生のアルバイトでも同じこと。
少し働いていると新人が入ってきて、すぐに自分が先輩になっちゃうんですね。
だから、いつまでも教えてもらうというスタンスで働いている人は、
あっという間にみんなからおいていかれてしまう。
これが社員ともなると、顕著に現れてきます。
「あいつまだこんな簡単なこともできないのか」
そう言われたとしても仕方ない状況に陥ってしまうのです。
そんなことを言われ、「だってまだ教えてもらってないから」なんて言い訳を言おうものなら、
おそらく一気に信用を失ってしまうでしょう。
そこで必要なことが、リーダーシップの心得。
しかし、ここで多くの方が「そんな大袈裟なことはできない」と思うかもしれません。
実際、リーダーシップについて学んでいくと奥が深く、
「リーダー」という名前があるように、
人を率いていったり、まとめるといった意味合いが強いです。
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ただ、リーダーシップといっても、実は幅広い学びがあります。
そのうちの一つがフォロワーシップ。
つまり、他人を助けてあげる気持ちを持つということです。
実際の学びの場で多く活用されている例では、
上司とのコミュニケーションを円滑にするというのが主。
リーダーが方向を示し、その下で働いている従業員が進んでいく。
自転車で例えるなら、前輪がリーダーで後輪がフォロワー。
一生懸命ペダルを漕ぎ、チェーンを通して後輪を動かして前に進めているのが、
従業員であるフォロワーであり、
その動いている自転車の方向を決めているのが前輪であるリーダーなのです。
リーダーシップのセミナーなどでは、リーダーはみんなを正しく引っ張っていく必要があり、
同時に上司が示した方向に進めるよう、部下を育成していくよう教えています。
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ここで話を戻します。
前述した高校生も、仕事に慣れたならどんどん新しい仕事を学んでいくべきであり、
質問があったなら積極的に聞いていく必要があるんです。
それこそフォロワーシップ。
職場の長だけでなく、働く仲間がやりやすくするために、自分はどうするべきか。
慣れないうちはまず自分がどんどん仕事を覚え、できることを増やさなければいけません。
でも、慣れてきたなら少し周りを見るようにする。
そして、みんなの動きを見て合わせるようにフォローする訓練をしていくべきなのです。
この動きができるようになってくると、リーダーシップの芽が出てくるようになり、
みんなから頼られる存在になってきます。
当然組織はみんなが働きやすい状況となり、自然とチーム力がアップ。
いつしか売上にも影響が出てくるのです。
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このフォロワーシップという考え方こそ、出世を考えている人には必須なスキル。
チーム力向上にも役立つように、自分の直属の上司が何を考えているのか把握し、
常に先回りして動き、準備をしてあげることで、
あなたのおかげでできる上司が誕生します。
その上司からしたら、あなたはとても大切な存在。
なにせ、一緒に働くだけで仕事がラクになるだけでなく、
会社が求めていることに対しても正確に対応できるようになるので、
もはや手放せない人になってくるんですね!
結果として仕事ができると認められた上司は、
会社からも重宝がられ、当然あなたはその上司から可愛がられる。
こうしてみんながハッピーな状況が生まれるのです。
リーダーシップと聞いてつい身構えてしまう人は、
ぜひフォロワーシップを実践してみてください。
誰かのために行動するだけなら簡単ですし、あなた自身も楽しめますよ!
■【今日の質問】
「貢献したい人は誰ですか?」
■【今日の名言】
「成功には二つの要素が含まれるべきで、
その一つは自分の個性をできる限り発展させることであり、
も一つは世間に対してなんらかの貢献をすることです。」
(エレノア・ルーズベルト|婦人運動家)
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【今日の「ヒント」】
リーダーシップの一環として、フォロワーシップという考え方がある。
簡単にいうと、誰かのために行動すること。
いきなり人をまとめたり、率いていくのは難しいと感じたなら、
まずは誰かの役に立つことをしてみよう。
その繰り返しにより、信頼関係が生まれ、
いつしかその組織でなくてはならない存在となっていることだろう。
そんな存在こそ、実はリーダーシップの始まりなのだ。
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