昭和の時代。
今ほど暑くはなかったにせよ、やっぱり夏は暑い。
その中で野球をやる少年。
スポ根という言葉が流行ったほど、気合いと根性で乗り切っていた練習。
お水など飲めるはずもなく、それこそぶっ倒れるまでひたすら練習を続けていました。
これ、僕が少年野球をやっていた頃の話で、中学の部活になると大体この話の通り行っていました。
社会人になり、やることは違えど働く際の心構えが同じように感じました。
サービス業で働き始めた僕は、基本的な会社の資質が体育会系。
やはりぶっ倒れるまで仕事をし続けるのが当たり前。
「昨日朝まで仕事しちゃったよ」
そんな話がえらくてすごい人の代名詞のようになっていました。
◆
今年から小学3年生の息子が野球を始めました。
幼稚園の年長になってからお米を異常なほどたくさん食べ始め、
あっという間にまんまる体型に。
身長も一気に伸びていたので、卒園の頃にはどこにいても目立つ存在になっていました。
そんな息子がまさか野球を始めるとは!
仲の良い友達から、熱烈な勧誘のお手紙をもらい、決心したようです。
今までゲームをしてはお菓子を食べる生活しかしていなかったのに、
毎週末元気に出かけていく息子を見て、頼もしさを感じました。
たまに休みが合うと練習を見に行ったりするのですが、ニュースでは外出禁止が出るほどの過酷な気候の中、
文句も言わず練習している姿を見て、我が息子ながら偉いなーと感心してしまいます。
そして、家で話を聞くと、「楽しい!」と報告してくれるからこれまた驚きを隠せません。
しかし、練習風景を見て、変わったなーと思うことがありました。
なんとものんびりゆったりしているのです。
もちろんまだ低学年で、さらに始めたばかりなので、本格的なチームの練習に参加できていないのもあります。
それでも、まめに休憩をとり、何より厳しさがないのです。
僕がやっていた頃は、最初走り込みから始まったもの。
しっかり柔軟を行って、キャッチボール、素振りと全て駆け足で行っていました。
しかし、息子の練習風景は近所の子供達と遊んでいる感覚に見えるのでした。
◆
この風景、時代だなぁと思う反面、親としては安心できるところもあります。
昔と違って以上なほど暑い気温の中で行われる運動は、想像以上に体を酷使しますし、熱中症や脱水症状なども心配ですからね。
特にまだ始めたばかりの慣れない環境である息子にとっては、ゆるすぎるくらいが丁度いいんです。
だからこそ、毎回楽しいと言って早起きして出かけて行くのでしょう。
このことは、社会人である我々にも通用する環境です。
我慢してストレスをためたり、無理なことをやり続けて嫌な思いをしたり、体調を壊してしまったり。
そんな風になってしまうくらいなら、手を抜いてみたり、思い切ってやめてみたり、やりたいことだけをやればいいんじゃないでしょうか。
無理する必要なんかどこにもない。
もちろん仕事ですから、瞬間的に忙しくなる時はあるでしょう。
その時は無理をすることも必要です。
でも、たまにだから頑張れる。
無理強いさせられている環境で、継続的に苦しい心境で働いているならば、思い切って自分の心を解放してあげてみることをお勧めします。
全く別の世界が見えてきますよ!
■【今日の質問】
「仕事で我慢していることはないですか?」
■【今日の名言】
「苦しい時でも、とにかく笑っていろ。
笑える余裕、ゆとりがないと判断を間違える。」
(藤森 正路|経営者)
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【今日の「ヒント」】
仕事をしていて苦しいなと感じたら、
意識を自分の心に向けてみよう。
もっと頑張らなきゃと前向きになっているなら、
そのままでも進むべき。
でも、弱気な自分に気づいたなら、
思い切って心のままに行動してみるのもあり。
我慢し続けて体調を崩すよりも、
数倍素敵な人生になるだろう。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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