言葉って不思議ですよね。同じ言葉でも、人によって感じ方が変わることがある。
考え方が似ている人だったら通じるのに、普段から感性が異なる人だと、褒めてるつもりなのに嫌みを言われていると感じたり。冗談を言ってるつもりが、相手を傷つけてしまったり。
これはお店でよく起こることなのですが、普段からあまり自信がない新人スタッフがいるとします。
僕は本当に良くできたと思ったから、「◯◯さんすごい!仕事早くて助かります!」などと褒めたつもりでも、本人は全くできたと思っていないのか、それとも自分が褒められる訳がないと思っているのか、余計に落ち込んでしまう。
後からベテランスタッフがフォローしてあげたと、報告を受けて初めて知るケースも。
結局は新人スタッフと僕との信頼関係ができていないことが問題なのですが、こういった誤解ってありませんか?
また、専門家に多いのが、難しい専門用語を並べ立てること。セミナーなどに行くとよく出会う光景ですね。
聞いている方は、まるで言語が異なる人と話しているような感覚になり、全く言ってることがわからないんです。
話している方は当たり前のことなので淡々と話を進めているのですが、せっかくためになる良いことを話しているのに、もったいないですよね。
つまり、会話って相手が理解できる言葉を使わないと、全く成り立たないんです。
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ただ、このことは逆も言えます。聞いている方も、なぜこの人はこの言葉を使っているのか。相手の立場や過去を踏まえ、前後の内容を考えながら、理解してあげる必要もあるのです。
専門家の話でいえば、多少は事前に勉強しておく必要もあるでしょう。
なにせ、学ばせてもらってるのはこちら側。しっかりと事前準備してある程度知識武装しておけば、むしろ新しい単語を知る絶好の機会に変わります。
とはいえ、基本的には話す側が相手のことを意識して、伝わるように言葉を選んで話したいものですね。
「ただでさえ会話するのが苦手なのに、そんな言葉を選ぶとかできるわけないじゃん!」
そう思う方も多いかもしれません。
しかし、これも慣れの問題で、少し意識するだけで言葉を使いこなすことができるんですよ!
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僕自身も実践しており、確実に効果が出るのは文章を書き続けること。
例えば日記や仕事での出来事、育児日記、よかったことをまとめるなどなど、とにかく文章を書くことがおすすめです。
なんでもそうですが、実践こそ一番の先生。日に日に文章力が上がっていくのも実感できますし、蓄積されればされるほど自分だけの宝物になります。
その量に比例して自信もついてきますので、まさにいい事ばかりですよ!
とはいえ、これはなかなかハードルが高い。
であるならば、読書や新聞、雑誌などなど文章を読むのもいいですね。単純に文章に触れる機会が増えるのと、語彙力が増えていきます。
また、小説などで、登場人物の心理を考えながら読み進めていくのもあり。いろいろな人が様々な感情で発する言葉は、実際の生活で非常に役立ちます。
当然リアルの会話も絶好の機会。
可能であれば積極的に多くの人と同じような会話をしてみることで、どんな言葉を選んでいるのか、相手の反応を楽しみながら学べますよ。
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こうして言葉を使うことが楽しめるようになると、オリジナルの言葉を創る楽しみもできるようになります。
例えば先日メルマガで発した「セルフ健康診断」だったり、タイトルの「日進半歩」などは、僕自身で考えた造語です。まあ、ネットで調べると既に存在していたりしますけどね(笑)
その時は同じ感覚の人がいるんだなぁと、仲間意識を持つだけでも嬉しいものです。
なんにせよ、まずは文章に触れる機会を増やしてください。そして、言葉に慣れてきたら、遊ぶように使っていくと文章を書くことが楽しくなってきますよ!
■【今日の質問】
「言葉、使いこなしていますか?」
■【今日の名言】
「会話のなかでは、ダンスの中と同じように、人はそれぞれ相手を映す鏡となっている。」(エミール・オーギュスト・シャルティエ|哲学者)
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【今日の「ヒント」】
言葉を苦手とする人は、意外と多いもの。それは、会話や文章を書くことに苦手意識を持っている人が多いから。
普段から文章に触れる機会を増やす。同じ言葉でも相手によって異なる反応を楽しむ。
普段から言葉に対して積極的に関わることで、いつか言葉を使いこなせるようになる。
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