呼吸する時、数えている人っているのでしょうか?「朝から1万回呼吸したよ!」こんな会話、僕は40年以上生きてきて一度も聞いたことがありません。
試しに自分の呼吸を数えてみたとして、いくつまで数えられるでしょうか?
仕事も慣れてくると、まるで呼吸をするかのように無意識で時間が過ぎていくようになっていきます。
「もう今週も終わったのかー。早いなー。」
こんな風に思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
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仕事は、慣れるまで非常に大変です。そもそも何がどこにあるかもわからない状態で、やり方や全体の流れが分からないまま仕事をするんだから、当然と言えば当然ですよね。
だから多くの人は早く仕事に慣れたいと思うもの。
で、慣れたら慣れたで「退屈だなー」と感じるようになってしまうのです。
でも、仕事って探せばキリがないくらい、たくさんやることがあります。掃除だって情報の整理だって、立派な仕事。
人とのコミュニケーションもそうでしょうし、考える時間も大切です。
広義では、お休みだとしても仕事で100%力を発揮するためにリフレッシュすることも、重要な行動ですよね!
こうした多くのことを長年経験してくると、人は無意識でも行えるほど慣れてきます。
その結果、同じことの繰り返しにより単調な生活リズムとなり、退屈と感じてしまうんですね。
でも、その単調な中に、毎回新しい発見をしてチャレンジしていったら。常に刺激的な仕事が待っていると思いませんか?
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5人の部下を持つSさんは、幼稚園に入ったばかりの娘さんを持つパパ。部下はみんな20代と若く、あまり話にはついていけないものの、持ち前のコミュニケーション力で仲良くやっています。
Sさんの会社は昨年から、事務作業にスマホを活用し始めました。業績等全てスマホから見られるようになっただけでなく、営業日報もスマホで入力。当然連絡手段もラインのようなものでやり取りする毎日。
それほど苦手意識はありませんでしたが、世代の違いもあり、部下の方が事務関係の仕事は早かったのでした。
ある休みの日、家で家族と遊んでいたところ、娘がスマホに向かって何やら喋り、必要な情報を手に入れていたのです。
いったい何をやっているのかとよくよく観察していると、なんとスマホの音声入力を使いこなしているではないですか!
まだ幼稚園生なのに。。
正直ショックを隠しきれないでいたのですが、ふとあることを思いつきました。
「そうだ!スマホでの苦手な入力を、音声にしたら早くできるようになるんじゃないか。」
物は試しと、早速妻へラインを音声入力でやってみました。
最初はなかなか求めている変換がされず苦労しましたが、しばらくやっているとコツが分かり、入力時間がかなり短縮できるようになったのです!
休み明け、早速会社の机でスマホに向かって話しながら日報を書いてみることに。最初は周りのみんなも白い目で見ていたのですが、いつもはスマホ片手に睨めっこをしているSさんが、あっという間に席を立ったのを見て、驚いていた様子。
部下の1人が、「Sさん、今何やってたんですか?もう日報書き終わったんですか?」と聞いてくるほど!
Sさんは、よくぞ聞いてくれたとばかりに、その部下に休み中の出来事から話し始めたのでした。
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何事もやり始めは大変です。慣れないことをやるのは、苦労しかありません。
でも、その分できた時の喜びをたくさん経験できます。小さな成功体験を無数に味わえるから、自分の成長が手に取るようにわかって、楽しめるんですよね!
仕事に慣れてしまうと、全てが当たり前になってしまうから、あとは飽きがやってくるだけ。
ぜひSさんのように、周りの目なんか気にせず、新しいことをチャレンジしてみましょう!
■【今日の質問】
「慣れに満足していませんか?」
■【今日の名言】
「やってみなければ、結局は失敗と同じ」(リチャード・ブランソン|実業家)
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【今日の「ヒント」】
仕事はやり始めの、不慣れな時期こそ面白い。それは、新しい刺激の中、小さな成功体験を通して自己成長を味わえるからだ。
しかし、慣れてくると単調になり、飽きを感じる可能性がある。
無意識に仕事ができるようになったなら、あえて新しい刺激を探してみよう。
きっと昔の頃のような刺激が脳をくすぐり、楽しさが蘇るはずだ。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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