人は100人いれば100通りの生き方が存在すると言われていますし、事実その通りだと思います。
しかし教育をしていると、教えてもらう態度というかその後の成長を観察した場合、大きく次の2つのパターンに分かれているように感じます。
・ミスしながら覚えていくタイプ・きっちりやれることだけを積み重ねていくタイプ
前者はよく間違える分お客様にもお店全体にも迷惑がかかりやすいですが、成長も早く、比較的すぐに一人前になっていきます。
後者はできないことには手を出さないので、成長に時間がかかる一方、仕事を安心して任せられるんですね。
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僕個人で言うと、100%、いや200%前者のタイプです。教えてもらってもいないことを、勝手な想像で「これで大丈夫だろう」と思いつきと感覚で突き進むタイプで、多少間違ったことをやっても半ば強引にやり遂げてしまいます。
自分よがりの勝手な言い方にするならば、「プロセスより結果を重視」しているのです。
裏を返せばマニュアルやルールが大の苦手。
覚えることが嫌というより感覚で生きているので、決められたことを守ろうとするといろんなことを考えてしまい、思考が止まってしまったり、動けなくなったり、考えすぎて変な行動をとってしまうのです。
その結果大失敗してしまう。
逆に自由にやってもいい環境だと、もちろん失敗して迷惑をかけることが多いですが、それも最初だけ。すぐに慣れて中心的な存在となってこれました。
実際教えていても、ガンガンやっていくタイプの方がやりやすいです。
もともと教えるのがあまりうまくないというのもあるのでしょうが、教育では基礎的なことを教えたらとりあえず行動するという、体で覚えてもらう方法を採用しています。
人によっては「なんで教えてくれてないのに、指摘されなきゃいけないんだ!」と腹立たしく感じる人もいるかもしれません。
なのでそう思われないように、言い方や言葉遣いを気にしながら、うまくのせてもっと行動的になってもらうように促しています。
一方確実に行っていく慎重派に対しては、その人の能力と教育の進捗を見ながら、少しずつ新しいことを教えるようにしています。
やることがなくなるとボーッと立ち続けてしまうので、ちゃんと見ながら指示を出し続けなければいけないのが大変ですが、致命的なミスをすることがほとんどないので、忙しくても安心して見ていられます。
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きっと後者の慎重派の方が、マニュアルが存在するような大きな会社では重宝するのではないでしょうか。
なにせ僕のような行動派は、どんどん勝手にやってしまうので、致命的なミスが発生しやすいだけでなく、ルールも守らないため、バラツキが発生してしまうんですね。
と、ここで思うのです。もし学ぶ立場になったら、2つのパターンのいい所取りをすればいいと思いませんか?
まずは謙虚に教えてもらい、できることを確実に行っていく。一方、勝手に行動せず、やるべきことをどんどん見つけていき、次に教えてもらえるようにリストにでもまとめておく。
そして、教えてもらうのを待つのではなく、自分から積極的に教えてもらうようにする。
つまり、前者の人は行動力を違う方面で活用し、後者の人はやることがない場面で仕事全体を見ていけばいいんですね!
教育の場面では、上にあげた2つのパターンそれぞれの特徴を生かして、少しでも早く一人前になれるよう指導したり、教えてもらいましょう!
■【今日の質問】
「あなたは行動派ですか?慎重派ですか?」
■【今日の名言】
「勉強でもなんでも、自分で自覚して行動しない限りだめだと思う。」(前田 晃伸|投資家)
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【今日の「ヒント」】
教育を受ける立場には、主に2種類のパターンが多く見受けられる。
・行動的で成長は早いが、致命的なミスをするタイプ・安定感はあるが、成長が遅いタイプ
であるならば、これからは教えてもらったことをこなしつつ、手の空いたときは次に教えてもらうことを積極的に探してみよう。
両方の良い所を取り入れることで、成長は加速するはずだ。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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