こつこつ成長論

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生き方

ストレスと心身症発生の仕組み

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今日は少しお勉強をしようと思います。
内容はストレス。
なぜストレスが発生してしまうのか。どうやればストレスはなくなるのか。
脳の構造や人の欲求の観点から、深く考えてみようと思います。

まずはストレスとはなんぞやということから始めたいのですが、簡単に言ってしまうと、心の中にあるモヤモヤ、不協和音になります。
つまり、自分の心とは違ったことが起こった時に、ストレス信号が発信されるのです。
具体的にどんなものかは、既に皆さまもご存知でしょう。
怒り、我慢、悲しみ、苦しみ。
おそらく、自分の中でマイナスに働くあらゆる感情が、ストレスの原因となるのです。

少し見方を変えて、脳の構造から同じように見てみましょう。
まず、半円を3つ思い描いてください。真ん中に一番小さい半円があり、その周りに中くらいの、さらにその周りに大きい半円があります。
これを、脳だとイメージして欲しいと思います。

さて、一番小さい脳の中心に当たる部分は「脳幹」になります。
これは、人として生きる全ての情報が入っていて、無意識に何も考えなくても行なっている行動を管理している部分。
呼吸や歩行はもちろん、火を見れば火傷に気をつけたり、レモンを思い描いたら口の中に唾液が出たり。
いわゆる人が生きる上で基本としている活動になります。

この脳幹の周りには、「本能」が存在しています。
本能は、その名の通りやりたいことだけを考えている部分。
イラッときて殴りたいと思ったら殴ったり。お金がないのに欲しいと思ったら盗んでしまったり。お腹が空いたから目の前にある売り物に手を出したり。
周りの目など関係ありません。
自分の欲望そのままに生きていくことを遂行していきます。

しかし、人間はそんなことをしませんよね?むしろ、欲望の赴くままに行動してしまうと、社会的に追放されてしまうでしょう。
逆にそんな人と一緒にいたくありませんよね?
そこで、本能を取り囲むように、一番外側に「理性」が存在します。
つまり、人間は理性で本能を抑えているので、動物とは違った集団行動を取ることが可能なのです。

この理性は、人間特有の高度な機能。
しかし、この理性のおかげで多くの方が苦労することになりました。抑え込むという行為により、ストレスが発生するようになったからです。
しかし、問題はこの後。ストレスという心の病から、いつしか身体にまで影響を及ぼすようになってしまったのです!
ストレスの怖いところは、この影響。人として生きていくことに、強い抵抗をし始めたのです!

ところで、抑え込んだ本能は、いったいどこへ行ってしまうのでしょうか。
答えは、脳幹です。
最初心の中に蓄積されたストレスは、自身のキャパを超えてしまうと、神経や呼吸など、生きるために必要な無意識の領域を司る脳幹に悪さしてきます。
それが、いわゆる心身症というもの。
人によってそれぞれですが、異常に汗が出てきたり、言葉が出なくなったり、動悸がおさまらなくなったり。
さまざまな症状が発生してしまい、深く悩み、辛い日々を過ごすことになるのです。

今日のお話はここまで。
なぜストレスが発生してしまうのか。
そしてゆくゆくはどこへいってしまうのか。
この流れを知っておくだけでも、楽しく生きるためのヒントになるのではないでしょうか。

■【今日の質問】
「どんな時にストレスを感じますか?」

■【今日の名言】
「セトモノとセトモノをぶつかりっこするとすぐこわれちゃう。どっちかがやわらかければだいじょうぶ。やわらかいこころを持ちましょう。」(相田 みつを|詩人)

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【今日の「ヒント」】
ストレスは本能を理性で抑え込んで起こるもの。
そして、それが蓄積されすぎてキャパオーバーすると、生きる上で大切な機能を管理している「脳幹」に影響を与えてしまう。
それが、心や体そのものに障害が起こってしまう心身症の原因なのだ。

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