こつこつ成長論

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組織づくり

感動を生む仕組み

投稿日:

昨日は、人の心が動くことで、感動が生まれるというお話をしました。

しかし、自分1人ができたとしても、お店全体ができなければ、
結局は感動を生まないお店と判断されてしまいます。

それではせっかくの努力も無駄に。

では、どうやればお店にいるみんなが感動を生み出せるようになるのでしょうか。

単純に考えるなら、できる人のクローンをつくると簡単そうです。

でも、本当にそうでしょうか。
確かに今の現状よりは良くなる可能性は高いでしょう。

単純にできる人が増えるという理由で。
そういう意味では、レベルが上がるのは間違いなさそうです。

しかし、世の中にはいろんな人がいるから面白い。
自分では考えられないことが楽しいと思う人って必ずいるものなんですね。

ということは、やはりいろんな人が集まっている環境で、
それぞれ各自の心を変え、行動をしてもらった方が、
より幅広い感動を生み出せると思うんです。

この考え方、実はチームの作り方そのもの。

そもそもチームは全員が一つになってようやく力を発揮します。
日本ラグビーの代表たちが伝説を作った「ワンチーム」のように、
みんなが団結することで、非常に大きな力を発揮できるようになるのです。

そこには特別な才能など必要ありません。

もちろん能力の高い人が多い方が、結果は良くなるでしょう。
しかし、それもチームが一つになっているから言えること。

もし能力の高い人がそれぞれバラバラに動いていたら、
むしろお互いが主張し始め、マイナスになってしまうかもしれません。

できる人の邪魔をしちゃいけないと、他の人が何もできなくなる可能性だってあります。

そうなると、そのチームはできる人の力以上にはならず、
個人x人数という爆発的なパワーは生み出されないでしょう。

そこで大事なことが、みんなが同じ方向に進むこと。
つまり、目標だったり理念だったりの徹底した共有です。

理念とは考え方の根本。
行動して行くうちに、判断に迷う場面に多々出くわすはず。

そんな時でも、みんなが同じ考えのもと正しい判断ができるようにするための、
基本中の基本こそ、理念なんですね。

稲盛和夫氏による『フィロソフィー』など有名なものもありますが、
基本的には各企業に「企業理念」としてそれぞれの考え方が掲げられているはずです。

まずはこの理念を徹底的に染み込ませることが重要。
手法は様々ありますが、とにかく定期的に末端の人たちまで浸透させる必要があります。

と同時に、みんなが進むべき方向を示す、目標も大事です。

なんのためにそれをやらなければいけないのか。
きちんと指導するためにも、目標はその理由まで誰もが答えられるようにするべきです。

逆にみんなが進むべき方向を理解しているチームは、
脇道にそれることなく、最短距離で実現していくことでしょう。

これら2つを確実に実現するために、絶対的に必要な潤滑油があります。

それは信頼関係。

どんな考えを持つにせよ、何をやるにせよ、結局行動するのは人間です。
人間同士、お互いに信じ合っていなければ、
いくら立派な考えや行動も、うまく機能しないでしょう。

お互いにお互いを尊重しあい、助け合える関係。
一緒に苦楽を共にできるかけがえのない仲間。

そこまでになれるよう、地道に信頼関係を気づいていかなければならないのです。

・理念
・目標
・信頼

一つずつしっかり意識して、チーム内に浸透するよう活動していきましょう。

それができた時には、感動を生む組織ができあがっているはずですよ!

■【今日の質問】

「あなたはどんな時に感動しますか?」

■【今日の名言】

「人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。
その代わり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。
自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。」
(本田 宗一郎|実業家)

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【今日の「ヒント」】

感動を生む仕組みは、チームづくりそのもの。

・理念
・目標
・信頼

この3つを徹底的に、きちんと行えば、
自然と感動を生み出す組織が出来上がるだろう。

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