もともとなんだっけ？

お店の売上を伸ばそうと考えた策としてありがちなのが、
「流行にのる」ということ。

タピオカが流行ったときは、みんなこぞって便乗メニューを出していましたね。

それはそれでとてもいいことだと思います。

今飲食店は非常に苦しい状況が続いています。
新型コロナで来客が激減し、おそらく大きな変換期を迎えているのかもしれません。

売上が伸びない分、人件費など多くの経費を削減しなければならなくなり、
会社だけでなく、思うように働けずパートアルバイトの方々まで、
生活に影響が及んでいるほどです。

このままではまずい。

そう考える経営者も多く、商売の基本である売上の向上を目指すべく、
新業態としてテイクアウトやデリバリーを扱う会社が一気に増えました。

この流れ、僕個人としては改めて日本人の商魂を強く感じます。

どんな状況でも諦めない日本人。

自然の流れとして今後激しい淘汰の時期がやってくるでしょう。

売上優先でお客様のニーズに合わないサービスを提供した企業は脱落し、
様々な工夫を凝らし、どんどん変化を重ね、とことんお客様のことを追及して行った企業やお店が、
今後のスタンダードとして定着していくのではないでしょうか。

◆

苦しいからとただ流行を追うだけの愚策にだけは注意したいところ。

新しいことをやるからこそ、一度自分たちの原点に立ち返ることを忘れないようにしたいです。

「もともと何をやろうとしてたんだっけ？」
「我々はお客様に何を提供したかったんだろう？」

そんな自問自答を繰り返し、あえて脳に汗をかく。

安易に結論を出すのではなく、しっかり考えて欲しいと思います。

とはいえ、僕はすぐに何かにチャレンジする日本人が大好きです。
こんな国民でいることに、誇りさえ感じています。

絶対に諦めない日本人。
こうと決めたらとことんやり続け、必ず結果を出す日本人。

島国根性などと昔は揶揄されていましたが、
上等じゃないですか！

なんだかんだとコロナ感染者は、世界的視野から見たら少ない日本。

みんなが我慢し、将来を見据えて自粛したあの時期。
さすがとしか言いようがないですよね。

◆

これだけ強い精神力と行動力を兼ね備えた日本人として、
今こそ一丸となって戦うべきです。

新しい首相が誕生し、世の中の変化するスピードが加速したように感じています。
あの巨人であるNTTまでもが、4兆円もの資金を投入してTOBを行い、NTTドコモを子会社化するそうです。

これ、すごいことだと思いませんか？

4兆円もの大金を動かせる大企業でさえ、大きな変化をしようとしているのに、
僕のような小さい人間が動かないわけにはいかないですよね？

こんな時期だからこそ、せっかくのいい機会と捉えて、
何か変化を起こしてみませんか？

そして、その時に忘れてはいけないこと。

「もともと何がしたいんだっけ？」

この質問をぜひ自分に投げかけて、じっくりとうにうにしていきましょうね！

■【今日の質問】

「もともとは何をしようとしていたんでしたっけ？」

■【今日の名言】

「人は人生の間に
いくつ答えがたい問いを抱え、
いくつ答えを出して行けるだろう。
問わなければ、答えもない。」
（高村　薫｜小説家）

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【今日の「ヒント」】

世の中が大きく変わろうとしている今の時代だからこそ、
うまく便乗して自分自身もバージョンアップしていこう。

その時大切なことが、もともと何をやろうとしていたかという原点。

この機会に、今一度振り返り、自身の初心を思い出してみるといい。

心を動かせば成長が加速するって知ってる？