食事をする時、そのお店にどんなことを求めますか?
おそらくそれは、人によって、またシチュエーションによって様々かもしれません。
でも、全てのことに王道があるように、飲食店も基本的な概念は存在します。
QSC
おそらく飲食業界に携わっている人ならば、誰もが知っている用語だと思います。
品質・サービス・清潔さを表す用語なのですが、これらができていて始めて飲食店と呼べるようになる。
僕は本気でそのように考えています。
なので、友達同士との気軽な飲み会で賑やかな居酒屋に行こうが、
恋人を紹介する両家の顔合わせの場として、それなりのレストランに行こうが、
上にあげた基本中の基本を押さえていなければ、飲食店としてお客様の思い出を演出することができないのです。
例えば、居酒屋といえば手軽な料理に気さくな接客がメイン。
店内はといえば、綺麗とはいかないまでも多少汚れていてもあまり気にはなりませんよね。
でも、さすがに虫が出てくるようなお店は、また来ようとは思わないでしょう。
両家の顔合わせができるような高級レストランでも同じです。
料理は完璧で店内もピカピカ。
食事もスムーズに提供されていい感じだった頃、キッチンの奥の方から怒号が聞こえてきたら。。
どうやら上司の方が、部下かアルバイトの方を大声で叱責しているようなのですが、その瞬間全てが台無しになってしまうでしょう。
結局のところ、飲食店はきれいな店内でおいしい料理を出し、心地よいサービスを提供することができて当たり前なのです。
◆
この流れを作るためには、日頃から手を抜かず努力し続ける必要があります。
とはいえ、全て特別な能力は必要ありません。
もちろん調理やサービスには、技術や気遣いの深さなどといったものは重要。
しかし、基本的には教育していくことで、最低限以上のレベルは身につけられるのです。
この、普段お客様には見えない部分を含めていくと、なんとなく自然界の流れと同じだなぁ。
先日ランニングをしながら景色を眺めていて、ふと思いついてしまったのです!
なんとなく面白そうなテーマだったので、ここからは僕なりの持論を展開していきます。
飲食店と自然界を比較してみると、
・店内=土壌
・料理=植物
・サービス=管理する人
・リピート=果実
といった図式が成り立つのかなーと感じました。
ただの土に空気と栄養を含ませていき、しっかり基礎が作られた中に、種を植え育てていく。
この行為は、店内を綺麗に清潔に維持することのように思えます。
その植物を、実が成るまでしっかりと管理していく過程は、まさに人の教育と同じ。
調理やサービスのレベルをアップしていくために日々取り組むことは、植物に水や栄養を与える過程と同じで必須なことなんですね。
どんな実をつけるかは、メニューを考えることと同じ。
いわゆるストアコンセプトで、「何屋にするか?」でメニューが決まってきます。
そして無事収穫できることは、一度来店されたお客様がもう一度来てくれることと同義。
普段から努力し続けることでお客様に認められ、繁盛店になっていくのです。
◆
なぜ無理やり飲食店を自然界に例えてみたのか。
ランニング中って風を感じて自然と一体になった気分になるんですが、飲食店経営も自然と同じなんだなーと感じたからなのです。
QSCと大きなテーマで分けられていますが、一つ一つが全てつながっていて、それぞれが複雑に絡み合っている。
それらは単体だけやっていてもダメで、全部を満遍なくこつこつと毎日やり続けなければいけない、とても大事なことなんですね。
結局は地道にやり続けることがベスト。
普段あまり気にしたことがない、自然界の流れのように、仕事でも当たり前なこととしてできるようにしていきたいですね!
■【今日の質問】
「あなたの業界は、どんな自然界の流れになってますか?」
■【今日の名言】
「長い眼で見れば、無限に続く連鎖の中の一環に過ぎない。」
(城山 三郎|小説家)
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【今日の「ヒント」】
地球上にあるものは、全て自然の流れとなっている。
自然界と飲食店を重ねてみると
・店内=土壌
・料理=植物
・サービス=管理する人
・リピート=果実
という流れが見えてくる。
改めて自然界の中にある連鎖を意識して、
自身の仕事と照らし合わせてみてはいかがだろうか。
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