人を少なくして忙しすぎる影響なのか、その人の思考習慣なのか、先のことに対して悩んでいる人を多く見かけるようになりました。
少し落ち着いた時などに聞いてみると、どうもプライベートで色々と悩みがあるようで、それが気になって仕事中にまで考えてしまっているようでした。
詳細は省きますが、悩みに関しては人それぞれ。
お金のこと、家族のこと、恋愛事情、これからの飲食店に付随した仕事のこと、勉強のこと、就職先でのことなどなど。
基本的に人間である限り、誰にでも一つは必ず悩みはあるもの。新型コロナウイルスにより、先が見えにくいこんな時期だからこそ、余計に不安が募ってしまうのかもしれません。
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僕は個人的に、自分の力でどうしようもできないことに関しては、頭を使わないようにしています。
以前仮説の話をしましたが、仮に自分で考えて行動できるのであれば、あらゆる可能性を探り、やれることを全部やるようにします。
性格的に、「あれやっとけばよかったー」などとやり残しなどで後悔したくないから。しかし、一番の理由はやりきれば必ず結果が出ること。多くの場合、努力は報われるんですね!
悩んで結果が変わるなら、いくらでも悩みます。でも、実際は心が苦しくなるだけなんですよね。
その心苦しさを少しでも緩和させるために、思考をフル回転させて行動できる何かを探すんです。
でも、もしそこに運の要素が入っていたり、相手次第で結果が変わることだとしたら。
例えば、試験の結果だったり、上司の評価、明日の天気などは、悩んでも仕方のないこと。試験や評価などは、今までやるだけやっているなら、それで満足しましょうよ。天気などは人間の力ではどうにもならないですよね。
だから思考をやめて、他のことに目を向けるようにしています。
これがもし売上低迷で、お店の存続に関わるとか、どうしてもゲットしたい異性がいる場合などは、それはもう寝る間も惜しんで考えまくりますよ!
何度も何度も頭の中でシミュレーションをして、最善の方法を考え、即行動するでしょう。
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悩んでいるみんなの気持ちは、痛いほどわかります。
僕は非常に神経が細い、ちょっとした悩みで夜眠れなくなる人だったから。
「あの会話で返した言葉、相手を傷つけなかったかな。」「あの時、相手に嫌な思いをさせるような表情をしちゃったんじゃないか」「ありがとうって言ってくれたけど、本当に喜んでくれてるのかな」
細かく気にしすぎて、もはや病気ですよね(汗)
こんな時代を長く過ごしてきたおかげで、心理学の勉強は楽しくて仕方ありませんでした!何せ、過去の自分の体験がそのまま参考になるんですからね(笑)
この例は、ドイツの心理学者であるゲシュタルトの「欠けた円」が有名です。
綺麗な円と一部欠けた円を見せた時、多くの人は欠けた部分が気になってしまうというもの。
一度気になってしまうと、とことん気持ちがそこに向かってしまうんですよね。
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なので、気になったならとことん考える。でも、考えてもどうにもできないことなら、思考を止める。
そんな習慣を身につけたのです。
このおかげで、どんな重たい悩み、例えば
・大切な法事や顔合わせの席でミスをし、台無しにしてしまったお客様への対処・予約のミスでダブルブッキング・アレルギーの人にNG商品を出してしまった・子供へのアルコール誤飲・誤解による人間関係の悪化
などなど、様々なミスによる大問題に対しても、やるだけのことをやり終えた後は、それ以上どうなるか考えるのを止めるようになりました。
おかげで夜はぐっすり眠れるほど、心が強くなったんですよ!
いきなりは難しいと思いますが、なるべく自分の力では解決できない悩みに対して、考えることをやめる習慣を身につけてみてくださいね!
■【今日の質問】
「小さなことに囚われていませんか?」
■【今日の名言】
「悩みはあって当たり前。それは生きている証拠。」(松下 幸之助|実業家)
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【今日の「ヒント」】
先がわからないことで悩むのは時間の無駄だ。
もし悩んで解決するなら積極的にやればいい。ただ、多くの場合それでは解決しない。
自分で考えて行動した結果、未来が変わるなら積極的に思考を巡らせる。
しかし、運要素が多く考えても未来が何も変わらないのであれば、思い切って忘れるくらい気持ちを強く持つようにしたい。
日頃から、悩みにとりつかれないよう、そんな習慣を身につけていくべきだ。
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