組織にとって、何をすれば一番結果に影響が出ると思いますか？
と、その質問を考える前に、あなたはどんな組織が理想的だと思いますか？
個人的には、仕事はもちろん、常に楽しく過ごしたいと考えています。
もちろん、死ぬほど忙しい時間も重要です。でも、その時間が過ぎた後、なんとも言えぬ達成感で満たされた仲間たちと、楽しく談笑できる環境が、居心地が良く幸せを感じる瞬間になります。
さて、あなたの理想はいかがでしょうか。
◆
昔お世話になった先輩に、チームをまとめる時に大切なこととして、次のことを言われました。
「いい接客をしたり、サービスをして、お客様を満足させることは当たり前。
そして、それを実際に行なっている従業員を大切に思うことも、同じくらい重要なんだ。
ただ、そこには一つの核が存在していることを忘れてはダメ。
飲食店という箱の中に、幸福感という感情の塊。
これは、自分一人でつくれるモノじゃない。
お客様は、お店やそこで働く従業員が大好きで、自然と応援してくれている。
従業員もお店が大好き。働いている時は自然と笑顔が出てきて、お客様や一緒に働く仲間に対してとことん気遣っている。
さらに仕事を離れている時でも、『これはお店にいいかも！今度みんなに言ってみよう！』と、思わずお店のことを考えている。
リーダーは、そんなみんなを時に厳しく指導しながらも、暖かく広い心で見守ってあげるんだ。
それぞれのベクトルがみんなに向いた時、初めてできる塊なんだよ！」
◆
最初のうちは、ようするにみんなをファンにしちゃえばいいんだ！と、簡単に考えていました。
しかし、いざやってみるとなかなか難しい。
基本的にみんな他人なので、一人一人が別々に考え、動いてしまうのです。
しかし、本を読み漁り、手探りでいろんなことを試していった結果、チームに一体感が出てきました。
スタッフと会うたびに、「これやってみてもいいですか？」「こんなもの見つけたんですけど、お店に合うと思うんです！」「ここのやり方、変えちゃダメですかね？」などなど、数多くの意見が出てくるようになりました。
当然お客様との距離も近くなり、スタッフに会うことが目的のお客様が、たくさん増えたのです！
こうして、お店を応援してくれるお客様が多くなり、数字に現れてきたのでした。
ここまで来ると、自然とお店は良い方向に進んでいくので、よそ見しないでまっすぐ進めるように、またみんなのモチベーションを下げないように、良くコミュニケーションをとるなど、様子を見ていくだけになりました。
まさに、昔先輩に言われた通りの現象が起こったんです！
◆
このチーム、実は100店舗ある系列店の中で、1番になりました。
そして、店舗のモデルとして、時に社長自ら来店して、多くの店舗にそのやり方を広めました。
良いチームを作りたいなら、技術的なことよりも、お店に関わる人たちの心を大切にしてあげてください。
どれだけみんなが幸福か。
数値では見えないだけに難しいですが、ぜひ意識して取り組んでみてくださいね！
■【今日の質問】
「あなたのチームに幸福感はありますか？」
■【今日の名言】
「幸福というものは、一人では決して味わえないものです。」（アレクセイ・アルブーゾフ｜劇作家）
○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○
【今日の「ヒント」】
良いチームには、幸福を感じることができる核がある。
それは、お客様も含めたみんなが、相手のために何かをやりたいという、感情の塊。
みんなが仲間を大切にしながら、同じ方向に進んでいく。
リーダーなら、積極的に意識して幸福感を作り、良いチームとして会社に貢献していこう！
心を動かせば成長が加速するって知ってる？
やる気は心の状態に左右されます。 感動する時、人は無になれるんです！ ゼロになれば、プラスのことが吸収されやすいですよね。 そんな効果のあるメルマガを毎日お届けしています！ ⇒詳細はこちら
