新人がいきなりベテランと同じように仕事をする方法、わかりますか？
その答えは、仕事の全てを知っていること。
相変わらず何当たり前のこと言ってんの？そんな声が聞こえてきそうですが（汗）、僕は新人を教育する時必ずそう伝えるようにしています。
ちょっと想像してみてください。
自分が新人として初めて仕事をやり始める時、必死にいろんなことを覚えていきませんか？
それはなんのためにやっているのか。仕事を覚えるためなんですよね。
飲食店という仕事柄、高校生や大学生の子たちも大勢います。そんな社会に出たことがない人に、どうやったら真剣に仕事を覚えてもらえるか。考えに考えた結果、導き出した答えが冒頭の質問なんです。
確かに内容は当たり前のことなんですけど、実際全部わかっていたら楽だし、ベテランと同じことができると容易に想像ができますよね。
だから、まずは一生懸命覚えていかなきゃって、強く意識してもらえるんです！
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この質問のメリットは、大きく2つあります。
一つ目は、先ほどもお話しした「覚えようという意識が強くなる」こと。
どうしても新人の頃というのは、教えてもらって当たり前という意識が強くなります。特に学生の子でアルバイトが初めてという場合には、その傾向が顕著に現れるんです。
まあ、これは仕方のないことかもしれません。とにかく右も左も分からない状態なので、言われたことをやるしかないんですからね。
しかし、そのままやり過ごしてしまうと、言われたことだけをこなす指示を待つだけのスタッフになってしまいかねません。なので、この質問を通して初めから覚えていくことを意識させているんです。
二つ目のメリットは、「ベテランをよく見るようになる」ということ。
一つ目のメリットにもありますが、どうしても新人は指示をされるまで行動しない傾向が強いです。
でも、ベテランだろうが新人だろうが、お給料を払っていることに変わりはありません。さらにお客様にとっては、店員が誰であれ、お店の人間に変わりはないのです。
つまり、新人だってちゃんと働いてもらう必要があります。そのために教育をしているわけですが、こちらから教えるだけではなく、自ら積極的に学ぶ姿勢も持って欲しいのです。
成長するための一番の近道。それは真似をすること。
ベテランという見本をしっかり観察して、同じように振る舞えるようになる。これを意識して行動に移してもらうだけで、成長度合いが変わってきます。
この質問を通して、そんな積極性も植え付けているんですね。
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もし自分が未経験で、これから新しいことを学ぶ場合はもちろん、新人を教える場合に、ベテランと新人の違いをしっかりと認識するようにしてみてくださいね！
■【今日の質問】
「ついつい仕事での指示を待っていませんか？」
■【今日の名言】
「人間は揺るぎない忍耐力と積極的な心構えで勤勉に働くことができれば、自分を取り巻く障害を乗り越え、何にでも心に決めたことを実現できる。」（サミュエル・スマイルズ｜作家）
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【今日の「ヒント」】
新人がベテラン並みに働けるようになるためには、ベテランと同じ経験や知識があればいい。
これを最初に知っておくだけで、
・覚える意識が強くなる・ベテランを観察する
という積極性が加わり、成長が加速するだろう。
心を動かせば成長が加速するって知ってる？
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