新人を教えていると、ある共通の動きが目に止まります。それは中途半端。
学びはじめの頃って、とにかく全てがわからないんですよね。だから覚えなきゃいけないことがたくさん。
一つのことを完璧に覚えていないことが多く、やり途中になってしまうんです。
全体の流れもわかっていないから、本人は良かれと思ってやったのに、実は違うことをやっていたり。
まだ入ったばかりなので、忙しそうにしている先輩に聞けなかったり。
そんな新人あるあるの影響で、完全に仕事をし終えることが難しいんですね。
その期間は人によります。
経験者やすぐに覚えてしまう人は、確実に仕事ができるようになっていきます。物怖じせず人に聞ける人も成長が早いですね。
問題なのは、わからないことをそのままにして、自分の勝手な判断で進めてしまう人。結局間違っていることが多く、ひどい場合には致命的なミスにつながってしまいます。
そうならないためにも、指導者となるベテランがきちんと見て、わからなそうなところをちゃんとチェックしてあげることが大事なんです。
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仕事をしていれば、必ず新しいことにチャレンジする機会がやってきます。
その時、いかに謙虚に素直に学んでいけるかが重要なのですが、もう一つ大切なことを今日はお伝えしようと思います。
基本的には、「一度聞いたことは2度と聞かない」という気概を持って学んでいきたいところ。
でも、どうしても無理なことだってあるんです。
最初の頃は、全体の流れがわかっていないために、いろんなことに目がいってしまう。
それはそれで多くのことを学べる良い機会なのですが、混乱してしまう原因でもあります。
なので、今自分がやるべきことだけに集中しましょう。
たくさんのことに目を向けるからミスしやすくなるんです。ただでさえいろんなことに気を使っているのに、さらに新しいことを見つけてしまうと、必ず抜けが生じてしまいます。
そうならないためにも、今自分がやるべきことをしっかりやり遂げる。その他のことは一切手を出さない。
それが自分の成長に効果的です。
立場がどうであれまだ新人なんですから、全てができる完璧な人間なんて誰も求めていないですよね?
やり始めた1〜2週間で全てを覚えてしまうくらいの気持ちで、自分なりにしっかりと取捨選択して、今やるべき仕事を決めていきましょう。
もちろん、昨日より今日、できることが増えていなければいけません。
だんだん大変になってきますが、そこは自分との戦い。
これがちゃんとできる人が、早く仕事を覚えてできるようになる人なんですよね。
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もし突然新人の立場になったなら、できないことを捨ててチャレンジしてみましょう。また、新人を教育する立場になったら、このことをアドバイスしてあげるといいですよ!
■【今日の質問】
「仕事を全部やろうとしていませんか?」
■【今日の名言】
「仕事に前向きでないと疲れやすくなります。仕事に追いかけられるのではなく、追いかけると楽なもんです。」(古森 重隆|経営者)
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【今日の「ヒント」】
特に新人の頃は、目に見える仕事を全部やってしまいがち。
しかし、それは自分の首を絞める残念な行為。
特にやれることが少ない新人のうちは、今できることを精一杯やることだ。
できないことは無理にやらず、確実に明日にはできるようになることを増やしていこう!
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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