電気をつけたり消したりする時、扇風機をつける時、その他家電製品をつける時、スイッチを押しますよね。
最近は声で反応する便利な世の中になっていますが、昭和世代の僕などは物理的なスイッチの方が便利です。
何かを動かしたり切り替えるときに使うスイッチですが、実は人間にも存在することを知っていましたか?
書籍などにも「◯◯スイッチ」などというタイトルでよく目にするので、多くの方が見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
人の中にあるスイッチとは、主に心の中にあります。
有名なところではやる気のスイッチだったり、怒りのスイッチなど。涙のスイッチなどもありますね。
おそらく感情が切り替わるときに、スイッチが入ると表現しているのでしょう。
きっと過去の経験から、皆さまも思い当たるところがあるのではないでしょうか。
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普通は嬉しいことがあるから喜びのスイッチが入りますし、悲しいから涙のスイッチが入ります。
つまり、出来事が先で感情がわき、自分の心が満たされて(支配?)いくのです。
もし、このスイッチを既に知っていて、コントロールできたとしたら。かなり生き方が楽になると思いませんか?
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小学校から仲が良かった友達と、一緒に合格しようと勉強を始めた高校3年生のNさん。
普段はほとんど勉強をしなかったのですが、勉強ができる友達に誘われ、頑張れば入学できることがわかり、一緒に参考書を買いに行きました。
それからというもの、時間がある限りマクドナルドや図書館に行って勉強する日々。おかげで徐々に成績も上がり、なんとか手が届きそうなところまでになりました。
このまま順調に2人とも合格しそうだと安心し始めた2学期の後半。突然友達が引っ越すことになりました。
大学受験なので一緒に大学生活を過ごすことは可能でした。しかし、友達は家の都合でそれができないらしく、一緒に頑張ってきた夢は消えてしまったのです。
途方に暮れるNさん。2、3日は勉強をする気が起きず、まさに悲しみのスイッチが入ってしまいました。
そしていよいよ引っ越しをする当日、Nさんは挨拶をするために友達の家に行きました。
そこで友達から思いがけない一言が!「今までありがとう!せっかくここまで頑張ってきたんだから、わたしの分まで絶対受かってね!」
一緒に行けなくなったけど、大事な友達に応援されたNさん。友達の嬉しい一言で新たに気持ちを切り替えることができたのでした。
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もし、Nさんが最後の挨拶に行かなかったら、やる気のスイッチが入ることはなかったでしょう。
もちろん仲の良い友達が引っ越すから挨拶に行っただけなのかもしれません。でも、きっとNさんの中では、自分の気持ちを整理したかったんだと思います。
おかげで励ましの声が聞けて、強いスイッチが入りました。
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自分の中でどういう風にスイッチが入るのか。ちゃんと知っている人は強いです。
例えばダイエットなんかは、食べる量を減らして、消費カロリーを増やせば痩せられます。
しかし、運動をすることが億劫なのと、食べるのを我慢するという二重苦に対してやりきれる人はなかなかいませんね。
ここでも、食べ過ぎるのをやめるために「お腹いっぱい」というスイッチに気付けるかが大事ですし、運動することが心地良いと思えないと、実現は不可能だと思います。
つまり、スイッチをコントロールするということは、感情をコントロールするということなんですね。
仮に感情がコントロールできれば、自分自身を思い通りに動かすことができます。
自分の中のどこに、どんなスイッチがあるか。
一度じっくり探してみてはいかがでしょうか。
■【今日の質問】
「あなたのスイッチはどこにありますか?」
■【今日の名言】
「人間は行動を約束することはできるが、感情は約束できない。思うに、感情は気まぐれだからである。」(フリードリヒ・ニーチェ|哲学者)
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【今日の「ヒント」】
機械にスイッチがあるように、人にもスイッチが存在する。
それは主に心の中にあり、感情と連動しているのだ。
いち早くスイッチの場所を探し出し、自分自身をコントロールする術を身につけよう。
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