年金の支払い年齢が、上がり続けています。
国の社会保険の仕組みが成り立たなくなっている以上、この事実は真面目に受け取らなければいけないと思います。
ところで、あなたは今何歳でしょうか?
もし僕と同じ40代も後半なのであれば、昔の定年退職となる60歳まで、10年とちょっとになります。
考え方にもよりますが、今までの経験で考えると、あっという間だと思いませんか?
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さて、もしサラリーパーソンの方が、今のまま60歳を迎えたとします。
おそらくそこで一度退職扱いになるものの、再雇用という形で会社に属することはできるでしょう。
しかし、基本的な考え方はアルバイトと同じ。
年金も出ないとなると、おそらく年収は大きく下がってしまいます。
もし住宅ローンを抱えていたとしたら。子供の受験が控えていたら。子育てするにあたり、もろもろのローンを組んでいたとしたら。
お先真っ暗になってしまいますよね。。
そこで考えなければいけないのが、「今」です。
まだ体も動きますし、その気になれば時間だって作れます。考え方によっては、お金だって工面できるのが今という時期。
しかし、体を使ったり、借金をする前にお勧めの方法があります。
アタマの中、つまり脳みそを使う方法です。
60歳を超えた時、どのような生活が待っているのか。考えることはできますよね?
逆に、どのように過ごしていきたいのか、人生プランを考えることも可能です。
時間やお金よりも先に、まずはアタマを動かして、将来の自分を考えてみませんか?
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ここ数日メルマガでお話していたことは、実は発達心理学に基づいた考え方でした。
エリク・H・エリクソン博士によるこの心理学は、人生を大きく8つの段階に分けたのでした。
詳細は省きますが、前半の幼少期から小・中学生くらいまでの前半4段階は、与えられる時期として親をはじめとする周囲の方々に助けてもらいながら、成長していく段階としてとらえました。
その後、高校生を経て成人になり、脂の乗った中年、老齢期という後半の4段階は、人として幸せに生きるべき時期となるのです。
メルマガでは、前半の4段階で愛情の重要性を、後半ではそれぞれ
・アイデンティティ・人との関わりと決断・しつけ、教育をする・次世代に伝える
という観点でお話ししてきました。
この8段階は、それぞれとても重要な時期であり、どれも欠くことができないものばかり。
もちろん全てを完璧に経験してきたとしても、幸せになれる保証はありません。
しかし、どこかの段階を経験できずに過ごしてきた人にとっては、大人になってからでもいいので、改めて体験することで、幸せへの一歩を踏み出すことができるのです!
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例えばアイデンティティは、大人として幸せに過ごすために必要な、はじめの一歩となります。
しかし、自分自身のことを信じることができず、自分らしさというものをまったく考えることができないのであれば、幼少期の頃に戻った感覚で、たくさんの愛情を注がれる環境に身を置くといいでしょう。
少しずつ安心感で満たされ、自分のことを許せるようになるからです。
60歳からの自分の人生。
もし、思考がうまく進まなかったとしたら、発達心理学でいう前半の4段階のように、自分のことを認めてくれる場所に身を置いてみてはいかがでしょうか。
そして、時間はかかっても、自分は何をしたいのか、じっくり考えてみてくださいね!
■【今日の質問】
「老後の人生、考えていますか?」
■【今日の名言】
「老後は人生の余白なんかじゃない。」(新藤 兼人|映画監督)
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【今日の「ヒント」】
年金が頼れなくなりつつある現代。今のままで楽しく老後を過ごせる自信はありますか?
もし不安を感じているのであれば、自分がどう過ごしていきたいのか、じっくり考える時間を作ってみてくださいね!
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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