ドラッカーに学ぶ成長論3 選択と集中

3日目はいよいよ行動編。

1日目に心の準備を行い、自分を棚卸し。
2日目には進むべき方向を決めました。

あらかた準備が整ったところで、具体的な行動の方法を学んでいきましょう。

目標を決めて計画を立てると、スタートは順調に進めることが多いです。

でも、やっていくうちに他のやることがでてきたり、小さな壁にぶつかって、
徐々に計画通りに進められなくなってくることが多いのではないでしょうか。

そんな時、ドラッカーは選択と集中を推奨しています。

簡単に言うと、その時もっとも重要なことから始めるのです。

一緒に仕事をしていると周りのことばかり気になって、
なかなか自分の仕事が進まない人を見かけます。

また、もっといいやり方はないかといちいち手を止めて考えては、
あーだこーだと試している人を見ます。

ようするに、仕事が遅い人の典型。

確かに気になるのはわかりますが、複数やるべきことができた時こそ、
今何をするべきなのか決めてしまいましょう。

1つのことに絞り、一気にやってしまう。
できるだけ早く終わらせてから、次のことに進む。

「今何をやるべきか」選択し、「それだけをやる」という集中こそ、
行動の基本なのです。

また、少し長期的な目線で見た場合、
生産的じゃなくなった過去の遺物を捨てることも重要です。

もっとはっきり言ってしまうなら、100％やる必要がない場合、
縮小するかやめてしまうという選択も考慮していきましょう。

時間の経過とともに、ほとんど手付かずになっていることってないですか？

当時は重要だと思って計画に入れていたものでも、
しばらくやっていないと言うことはそれだけ意識が低いということ。

そのまま残しつつ空いた時間にやるのもありですし、
思い切ってやめてしまうことも選択肢の中に入れておくべきです。

◆

こうした活動の中で、ドラッカーは学び続ける必要も説いています。
具体的には次の2パターン。
・3ヶ年勉強計画
・3ヶ月勉強計画

ドラッカーは定期的に一つのテーマに没頭し、とことん深掘りして学び続けていました。
それがこの勉強方法なのです。

まずは超長期的に勉強の計画を立てます。
例えば今から3年間は法律について勉強すると決めます。

その中で、最初の3ヶ月は法律の基礎、次の3ヶ月は著作権について、次の3ヶ月は六法に関してなどなど。

こうして常に学び続けることで、自身の見識を深め、広げていくと成長は加速します。

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最後に人として大切なこと。

心構えであり普段の姿勢になりますが、ドラッカーはとにかく
「正しく誠実であれ」
と伝えています。

ビジネスパーソンとしてというより、人として当たり前のことではありますが、
人を恨んだり、妬んだり、落としめたり。
嘘や偽りは絶対に行わないようにする。

毎日の行動において、いかに正しく誠実に行っているか。
その蓄積こそ、もっとも成長において重要であり、近道となるのです。

毎日鏡にうつった自分に向かって、
「お前は正しく誠実に生きてるか？」
なんてことまでやる必要はないでしょうが、
そのくらい自分自身をうまくコントロールしてあげましょう！

■【今日の質問】

「ついついいろんなことに手を出していませんか？」

■【今日の名言】

「最も重要なことから始めよ」
（ピーター・ドラッカー｜経営学者）

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【今日の「ヒント」】

行動する上で「選択と集中」を意識しよう。
いろんなことに手を出さず、一つのことに集中して取り組む癖をつけると良い。

その方法で、学ぶことを忘れないこと。
計画的にしっかり勉強し、見識を深めよう。

それらを行う上で、正しく誠実に行うことを忘れずに。
成長するためにもっとも大事なことは、
なんだかんだと人間性が重要なのだ。

心を動かせば成長が加速するって知ってる？