若いうちは買ってでも苦労しろ。
個人的にはあまり言われなかった、というより意図的に避けてきた言葉ですが、
成長を意識するようになってからは、頻繁に目に耳に入るようになりました。
そして、今になってこの言葉は本当に大切だと、身にしみて感じています。
というのも、苦労をしないと成長ができないから。
そして、組織という中で人との関わりがある以上、
むしろ苦労しなければ信頼関係が築けないとわかったから。
少しイメージしてみてください。
あなたが所属する組織の中に新しい人がやってきて、
いきなりあーだーこーだと言ってきたところで、
素直に言うことを聞きたいと思いますか?
例え実績がすごかったとしても、やっぱりその人の性格や考え方、働く様子を確認しちゃいますよね?
そして、その人が頑張っているからこそ自分もやろうって思うのが、
自然の流れだと思うんです。
◆
それは逆も同じ。
雇っている立場だろうが、雇われている立場だろうが、
声を掛けられて一緒に共同作業をする関係だろうが、
苦労から逃げていては何も始まりません。
むしろ、大きな壁にぶつかって苦労を分かち合い、
それに向かって全力で対応していくからこそ、
喜びが生まれ、信頼できる間柄になるんですよね。
だから、楽をすると言う選択肢は選ばないほうがいい。
苦しくつらい時ほど、喜ばしいことだと意識していきましょう。
新型コロナウイルスの到来と合わせるように行なった、新しいチャレンジ。
慣れないことだらけで毎日苦労しています。
飲食店にとっては未曾有の危機的状況でもあるため、
かなり老体に鞭打って過ごしているわけですが、
それも今となってはありがたい経験。
なぜなら途中参加に近い僕でも、ベテラン勢に負けないような苦しい経験となっているから。
前例のない苦労を共に過ごすことで、すぐに距離が縮まりました。
そして、これから先いつになるかわかりませんが、
必ず笑い話となって周囲に伝えていることでしょう。
「あの時は必死だったよ。もうやれることは何だってやった。
今でこそルールが厳しいけど、何でもありだったなー(笑)」
きっと、そんな風に偉そうに経験談を語っているんでしょうね。
◆
決してそんな変わった自慢話をしたいから苦労を喜ぶわけではありません。
しかし、つらければ辛いほど、壁が大きければ大きいほど、
後になって自分に返ってきます。
大きな成長の果てに、できるようになった経験という絶対的な能力として。
これはお金では買うことができない、とても貴重なもの。
そして、その経験は人に伝えることができます。
共に働く仲間に伝え、指導していくことで、
チーム全体も強くなっていく。
結果として成長し続ける会社になり、自身同様会社が世の中にますます必要となっていく。
これこそ、経済が発展していくという事なのではないでしょうか。
◆
少し途方もない大きな話になってしまいましたが、
今できることとして、まずは積極的に苦労をしていきましょう!
■【今日の質問】
「苦労を嘆いていませんか?」
■【今日の名言】
「苦労して苦労してようやく手に入れたものなら、
迷わず大事だと思えるだろう。」
(マルク・コール|『狼と香辛料』の麦商人)
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【今日の「ヒント」】
苦労は買ってでも経験するべき。
その時はどうしようもなくつらいだろう。
しかし、それを乗り越えた時、何物にも変え難い、
非常に貴重な経験として自信と成長が得られるだろう。
それは組織の中で仲間に伝えることができる。
こうして、会社が発展していき、世の中に貢献していけるのだ。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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