飲食店では、楽しい気持ちで食事ができることが当たり前。
そんな当たり前を全てのお客様に提供できるよう、
日々様々なことに対して努力しています。
しかし、これだけでは平均点。
特別な繁盛店にはなれず、いずれお店の存在価値は無くなってしまう可能性があります。
当たり前のことがきちんとできていなければ、
それこそすぐにお客様にはそっぽをむかれ、即廃業が確定してしまうでしょう。
なので、QSCという用語が存在し、いつでも意識して取り組めるようになっています。
メルマガでも再三説明していますし、飲食店に詳しい方なら耳にタコな用語ですが、
Q=クオリティ(品質)、S=サービス、C=クレンリネス(清潔さ)
と、頭文字を取った用語ですね。
これにA(アトモスフェア:雰囲気)を加えたものもありますが、
どれも飲食店にとって欠かせない、非常に大事なことばかり。
なので、うちのお店も例外なく計画的に、全てが網羅されるよう実施しています。
◆
飲食店にとって大変なのは、これら当たり前のことはできていて当然だということ。
例えば美しい料理が出る綺麗な店内で、落ち着いた音楽とともに大切な人と特別な日に食事をしている場合。
数多くいる従業員の中で、たった1人でも笑顔がなく面倒臭そうに動いている態度の悪いスタッフがいたら。
全てが完璧だったとしても、コートを預ける際にチラッと見えた休憩所らしき部屋が乱雑だったら。
せっかくの食事全てが台無しになってしまいませんか?
まずは平均点でもいい。
飲食店である以上、当たり前のことを当たり前にできることが前提なのです。
◆
その上で、いよいよタイトルの話に入っていきます。
感動。
言葉で表すと簡単ですが、これは自分たちだけではできないことなんです。
感動とは、相手の心を動かすこと。
もっと言えば、相手が想定していた以上のことがないと、心は動きません。
「え?そこまでしてくれるの?」
「この価格でこの料理・サービスはありえない」
相手がそのように感じてくれて初めて、感動が生まれるのです。
ところで、あなたはどんな時に心を動かされますか?
僕も最近ありましたが、映画やドラマ、小説などは感動しやすいですね。
その世界に没入し、自身の経験や境遇と重ねることで、
心が動かされやすいんですね。
それ以外にも、何かをしているときのちょっとした親切や気遣いで、
感動してしまうこともあります。
特に忘れ物や落とし物を走って追いかけてくれた時などは、
本当に嬉しいものです。
先日自店でもありました。
若い子が食事に来てくれた時のこと。
箸が落ちる音が聞こえたのですぐに持って行きました。
すると、
「えー?ありがとうございます!本当にこう言う場面てあるんだ。今まで話には聞いてたけど、感動しちゃうね!」
と友達と話していたのが聞こえました。
落とした箸に気づいて持って行くことは比較的よくあることですが、
改めてそう言われると、こっちも感動してしまったのを思い出します。
◆
相手が思っている以上のことをやってみる。
感動を生み出すために、日々意識して実現していきたいですね!
■【今日の質問】
「最近心を動かされたことは何ですか?」
■【今日の名言】
「小さい夢は見るな。
それには人の心を動かす力がないからだ。」
(ゲーテ|哲学者)
○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○
【今日の「ヒント」】
感動とは想像以上のことをやってもらった時に、
心が動いて起こる現象。
当たり前と言われることは、できて当然。
それ以上のプラスアルファができて初めて感動が生まれるのだ。
日頃から当たり前を行いつつ、何をすれば相手の心を動かせるのか、
意識して行動していきたいものだ。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
やる気は心の状態に左右されます。 感動する時、人は無になれるんです! ゼロになれば、プラスのことが吸収されやすいですよね。 そんな効果のあるメルマガを毎日お届けしています! ⇒詳細はこちら