人間関係に渦を巻く

本来の長男の誕生日は仕事だったので、
僕の休みに合わせて家族みんなでお祝いするために、
少し早めにパーティーをやりました。

そこで毎回プレゼントを渡すのですが、
付随するものが多かったので、ちょっとした企画を立てました。

そこで、内容を娘に話し、協力してもらうことにしたのです。

結論から話すと、プレゼントの内容はずっと言われていたニンテンドースイッチのソフト。
そして、四人兄弟全員で遊ぶために、合わせてジョイコンと充電できるパーツを購入したのです。

つまり、箱が3つになったので、
からかい半分なサプライズとしてジョイコンの箱をプレゼントとして渡すことにしました。

その企画内容を娘に話したところ、喜んで快諾。

わくわくしながら一緒にプレゼントを渡したのでした。

娘も年頃になってきたので、徐々に父親離れが進んできています。

それはそれで成長過程として仕方のないことなのですが、
くだらないとはいえこういったサプライズ企画を一緒にやることで、
ぐっと距離が縮まったのでしょう。

その日はたくさん話しかけてくれました（笑）

◆

こういったことは、仕事でもよくある話です。

飲食店では、学生のアルバイトたちが非常に多い。
それに対して、父親ほどの年齢である僕は間違いなく会話しづらいと思います。

でも、僕のいる飲食店は広いので、個人でやるには限界がある。

そこで、学生の子たちにいろんなことを頼んだり、
お店としてやっていくことを話し、
ちゃんとできたら褒めてあげたり、
もちろん普通の会話を頻繁にしたりと、
できるだけ心の中にあるものを話すようにしています。

その結果、前にあげた娘の例と同じように、
徐々に心を開いてくれるようになります。

このように、普通に過ごしたなら全くの他人事になりがちなことも、
ちゃんと説明し、腹を割って話すようにしてお願いすると、
みんなも当事者意識を持って行動してくれるようになるんですね！

このことを僕は「渦を巻く」と言っています。

◆

海の中で海流と海流がぶつかると、渦が発生します。
その渦が大きくなると、小型船などあっという間に飲み込まれてしまう。

そんな場面、見たことはないでしょうか。

あまりいい例えではないかもしれませんが（汗）、
自分が中心になって何かをやる際、できるだけ周りの人を巻き込むことで、
非常に大きな力が生み出されるのです！

この方法を活用すれば、例えば
「◯日までにスタッフ全員からアンケートを回収してください」
といった会社からの依頼ごとも、確実に行うことができるようになります。

そして、渦を巻く方法をマスターすることで、
比較的容易に強いチームを作ることも可能なんですよ。

人を巻き込むというと難しく感じるかもしれません。

しかし、まずはやって欲しい内容と理由を説明すると、
意外とみんな協力してくれるもの。

自分自身だって、何も話されないで部外者扱いされるより、
なんでも話してもらって仲間意識を持たされた方が、
やる気が出てきませんか？

仕事はあなた1人のものじゃありません。

ぜひ積極的に周りの人に話してみて、
一緒にやるという気持ちで取り組んでみてくださいね！

■【今日の質問】

「仕事、1人で抱え込んでいませんか？」

■【今日の名言】

「上からの統制なんて、必要ないんです。
職種や役職に関係なく、
ユーザーのニーズに応えられる能力がある人間が主導権をとる。
ルールはこれだけ」
（森川　亮｜実業家）

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【今日の「ヒント」】

仕事はみんなでやるもの。

今抱えている仕事に対して1人で悩んでしまったら、
心を開いて他の人に説明してみよう。

人は皆協力したい、役に立ちたいと思っている。

純粋な心でお願いしたなら、
必ずみんなが手伝ってくれるはずだ。

心を動かせば成長が加速するって知ってる？