こつこつ成長論

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奉仕の心

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飲食の仕事は、結構大変です。まず労働時間が非常に長い。
基本的にはお客様がお食事する時間がメイン。なのですが、その前後に準備と片付けがあるため、自然と時間が必要になってしまいます。
特に責任のある立場になると、管理業務の仕事や作戦を考える時間などが必要になるため、さらに長時間労働となってしまいがち。
それに加えてサービス業なので、クレームはほぼ毎日発生します。また1人ではできないどころかお店という箱が大きければ、それだけ従業員を抱える必要があるので、人間関係での問題も多発します。

また、料理を作って接客するという、飲食業界自体にとって根本的なビジネスモデルが、より商売の難しさを強調しています。
どういうことかというと、料理を作るにあたり食材が必要になるのですが、いわゆる原価というものを適切に管理しなければいけないんですね。合わせて、人件費も利益に直結するので、人のコントロールも重要なのです。
これら飲食業界で言われているFLコスト(フードとレイバーコスト)を、業態にもよりますがおおよそ6割以内に収めることが必須。
当然家賃や光熱費などなど必要な経費は他のもたくさん!
以上のように、飲食業界には多岐に渡り難しさが存在しているのです。

ところで、僕も含めて飲食店で働いている人って、いったいなぜこんな大変な業界で働いているのでしょうか。
会社の中には、内定もらったからなんとなく、、という人も少なからず存在しています。
でもそうじゃないですよね。やっぱり、どこかに好きだからというのがあるからだと思うんです。
ちなみに僕は、誰かに喜んでもらうことが、三度の飯より好き。自分の利益なんか必要なくて、みんなが喜んだ時に出してくれる笑顔を見れば、それで元気になれるんです!
逆に言うと、だからいつまで経っても商売欲がわかずに収益に結びつかないんでしょうね。。

立場上、飲食に携わる人たちとたくさんお話しする機会があります。
そして、「なぜ仕事に飲食店を選んだの?」と聞いてみると、学生で多いのは・接客を学びたいから・食べるのが好きだから・昔来た時すごくいいお店だと思ったからという理由が多いように感じました。
そしてパートさんに聞くと、「昔飲食店で働いていたから」という理由がダントツで1位なんですよ!

面白いのが、同じお店で数年以上働いている人たちは、「最高の仲間がいるから」という返答も多くありました。これは、あえて厳しい環境を選んだ仲間同士、気が合うというのもあるのでしょう。
しかし、僕は思うのです。
飲食店には気遣いが必須です。それはお客様に対してはもちろん、一緒に働く仲間に対しても同様。
こうして、仕事を通してお互いに思いやりの心で接していくから、心の距離感もぐっと近づくのではないかと感じています。

実際僕は大学時代のアルバイト仲間と今だに仲が良いですし、今までお世話になった方々や関わったみんなとも、連絡を取り合っています。
もちろん、飲食業界同士、食べに行ったり来たりして助け合って(?)いるんですよ!

飲食店で働くメリットは、実は自然と奉仕の心を持つことで、仲間が増えていくことなのかもしれませんね!
どうかそんな前向きな気持ちで、大変な飲食業界での仕事に日々取り組んでいって欲しいと思います!

■【今日の質問】
「誰かのために仕事をしていますか?」

■【今日の名言】
「他者に貢献することは、この地球でのあなたの居場所に払う家賃でもある。」(モハメド・アリ|ボクサー)

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【今日の「ヒント」】
飲食業界では、奉仕の心が自然と身につくもの。
人の気持ちがわかるようになるから、一緒に働く仲間との絆も強くなるのだ。
毎日大変な苦労があるかもしれない。どうかそれを、1人じゃなく仲間と一緒に乗り越えてほしい。

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