今日は、ちょっとした気遣いで、周りのみんなが元気になり、やる気になってくれる、不思議な方法をご紹介します。
タイトルはチームとありますが、家族でも恋人でも、周りにいる全ての人が対象になる、結構すごい技になります。
ぜひ身につけてくださいね!
では、早速いきましょう。
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大きな川沿いになる3階建ての古いビル。当然エレベーターなどなく、途中で買ったコーヒー片手に、階段を登っていくAさん。
今日もいつものように30分前に出勤。
朝の心地よい日射しが入る窓越しに、キラキラ光る川を眺めながら資料を見直していました。
すると、部長から声を掛けられたのです。
「おはよう。コーヒーはうまいか?今日も早いな。来週だもんな、例のプレゼン。その後準備は順調か?」
実はAさん、先週会社の今後を左右するほどの大きな案件を、初めて部長に任されたのでした。
相談しながら資料を作成していったものの、何をどう質問すればいいのかすらわからない状態。
手探りで作ってみた資料を、ちょうどいい機会だからと部長に見てもらいました。
途中まで確認していた部長でしたが、徐々に表情が強張っていくのがすぐに分かりました。
「なんでこんなことになってるんだ?」
案の定指摘されてしまったAさん。
その後トウトウとお叱りと説明を受けましたが、「自分なんかにはやっぱり無理だったんだよ。」と、頭の中が真っ白になっていくだけでした。
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その日はほとんど仕事にならない中、夕方から手が空いたのでプレゼン資料を改めて作り始めました。
ちょうどその時、いつもトップの営業成績を出している先輩が、社内に戻ってきたのです。
「どうした?泣きそうな顔して。例の案件で困ってるんだろう?」
そう声を掛け、すぐに資料を見てくれました。
「なるほど、これじゃあ部長に怒られただろう?よし、形になるまでオレが手伝ってやるよ!」
そう言って、早速作業に入ったのです。
「まずこの資料で足りないのは・・・伝えたい趣旨は・・・構成はこういう感じにしたいから、君は◯◯から始めるといいよ。」
矢継ぎ早に課題と方向性を示し、先方へ行うプレゼンをやる前に行う、部長へのプレゼンの日をゴールと決め、何をいつまでにどうすればいいのかという計画を立ててくれました。
ここまで決まれば、いくら初めてのAさんでも準備ができます。
こうして、先輩と共に資料作りが始まったのです。。
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いつもの如くいきなり始めたストーリーでしたが(汗)、言いたいこと、伝わりましたでしょうか??
今日お伝えしたい技とは、事前に伝えておくこと。
上記の例のように、初めてでわからない人にある程度先を読んであげて、道を示してあげれば、水を得た魚のように前に進むことができるんです。
家庭でも子供に対して同じことが言えます。
ただ宿題をやれだの、バイトや夜遊びばかりじゃなく手伝いをしろなどと言ったところで、子供は反発するばかり。
でも、例えば少しでも頭を使った方が、遊びも集中して楽しくできることを教えてあげたり。
手伝いをすることで、子供が好きな料理を作ってあげられるとか、今のうちに家のことができるようになってると、社会に出てから一人暮らししやすくなるなどのように、将来のことがイメージしやすいようちゃんと伝えてあげることで、やる気に火が灯るのです。
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会社では、何も初めての人や新人にだけ有効なのではありません。
誰でも、どのタイミングでも、適切な指示により方向性を示してあげることは、チームのスピードが上がり、結果に影響が出る素晴らしいことなんですね。
ただ、こうした事前に伝えてあげる習慣は、すぐにできるものではありません。
地味ではありますが、コツコツと成長していく中で、自分自身に軸を作り、固定した考え方ができてくると、伝えやすくなるのです。
慣れないうちはなかなか先読みして伝えることは難しいかもしれません。
その場合は、ぶれない自分をつくる意識をしてみてくださいね!
そのやり方は、、また改めて!
■【今日の質問】
「事前に情報を相手に伝えてますか?」
■【今日の名言】
「教えるということは、こちらが差し出したものが辛い義務ではなく、貴重な贈り物だと感じられるような、ことであるべきです。」(アルベルト・アインシュタイン|理論物理学者)
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【今日の「ヒント」】
家族も含めたチームの力が上がる方法。
それは、事前になるべく多くの情報を伝えること。
これをやるとどうなるのかを示し、先にやるべきことを、イメージしやすく伝えてみよう。
きっと言われた方は即行動し、スピードが加速しますよ!
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
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