ただでさえ厳しい状況になっていた飲食業界に、追い討ちをかけるようにやってきた新型コロナウイルス。
高齢となり残念ながら後継者がいないオーナーの中には、これを機にとお店をたたむ方も増えています。
開業の夢を持っている自分からするとなんとももったいないことなのですが、こればっかりは仕方がないことなのかもしれません。
特にアルバイトなどを募集すると顕著なのですが、若者の飲食店離れは本当に激しく、集まらない場所には本当に全く応募が来ません。
いくら時給をあげても、わざわざ仕事が大変なところには来ない世の中なんですね。。
◆
そんな時代になりつつありますが、幸いうちのお店にはアルバイトの子たちがたくさんいます。
ただ、残念ながら来客が少なすぎて、彼ら彼女たちを働かせてあげることができないのが現状。辛く苦しい状況なのですが、なんとか理解をしてもらい今は有給消化で凌いでもらっています。
その代わり、社員は少ない人数でがむしゃらに働くことにしました。
少しでも人件費を浮かし、利益を出すことで生き残りにかける作戦に出たのです。
多くの方がおっしゃっていますが、飲食業界は今が耐えるとき。人と人とをつなぐ飲食店は、世の中的にも絶対に必要な場所なので、この異常事態が終息した後は、必ず反動が来るでしょう。
重要なのは、その時に自分たちが存続している必要があるということ。
将来が明るいのに、それまで耐えられなければ何もできなくなる。
まさに、背に腹は変えられない、じっと我慢するべき時なのです。
◆
冒頭にも書きましたが、通常の半分ほどの人数で毎日鬼のように働いている社員ですが、一番心配なのはモチベーション。
現場ではみんなが声を掛け合って励まし合いながら、この辛い環境をいかに楽しくできるか、成長を感じることができるかを意識して取り組んでいます。
しかし、絶対的に無理な場面も出てくるわけです。
そんな時心ない上司がやる気を削ぐ発言をしたら。。忙しいからこそ余計におかしなことになってしまうでしょう。
また、必然的に疲れが蓄積していき、寝不足も相まって本来持っている力が発揮できない場面も出てきます。思うような結果が出せず悔しい思いをすることも。
当然抜けや漏れ、ミスだって出てしまいます。
苦しい状況だからこそ、追い込まれてしまうこともあるんです。
でも、だからこそ奮起するべきなんです!
前述した上司も、必死にやりたいからこその言葉だと思いましょう。思うような結果が出なくたっていいじゃないですか。抜けやミスなんか人間なんだから当たり前!
ここで最も重要なのは、心を折らずに踏ん張ること。
だって今頑張らないと、もうこの環境で仕事ができなくなってしまうんです。
いくら「お客様のために!」と言ったって、その想いを実現できなくなっちゃう。
きっと、世の中の飲食店の方々は、もちろん飲食店だけではないでしょうが、みんな歯を食いしばりながら必死にもがいていることだと思います。
◆
だからこそ、お客様が来てくれた時は心から嬉しい。毎日死ぬ思いでがむしゃらに働いているのも、ただお客様の笑顔が見たいから。
お客様に喜んで欲しいから。
もはやこの状況では何も望みません。
飲食店として、ただお客様に来ていただき、楽しそうに食事しているお客様を見るだけで幸せなんです!
だから頑張らなきゃいけない。
ある飲食店オーナーは言います。
「他の仕事よりも大変なのは100も承知。でも、好きだからやってるんですよ。好きじゃなきゃできないと思うなぁ、この仕事は。」
やろうと思えば小手先だけのテクニックはいくらでもあるでしょう。
でも、こんな時期だからこそ、自分が最も大事にしていることを磨いていき、先に広がる飲食店の黄金時代に備えませんか?
■【今日の質問】
「将来を見据えて我慢できていますか?」
■【今日の名言】
「居酒屋の未来は明るい」(大倉 忠司|実業家)
○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○o。.。o○
【今日の「ヒント」】
今が苦しい飲食業界。
でも、近い将来反動で大賑わいとなる時が来るのは歴史が証明していること。
だからこそ、この大変な時期はじっと我慢をして生き残ることを考えよう。
と同時に、自分の強みを着々と磨いていくといいだろう。
心を動かせば成長が加速するって知ってる?
やる気は心の状態に左右されます。 感動する時、人は無になれるんです! ゼロになれば、プラスのことが吸収されやすいですよね。 そんな効果のあるメルマガを毎日お届けしています! ⇒詳細はこちら